~前編~

ある国、ある町、あるアパート。
ここに、ごくごく普通のチャオが住んでいた。
普通の幼稚園に通い、普通に遊び、普通に生活していた。
しかし、「あの一日」だけは例外だった・・。


このチャオは、チャム。今日は、家で楽しい休日をすごしていた。

チャム「ふぅ~。休日はヒマだなぁ~。こうしていられるのも一応楽しいけど。
    やっぱ、なにかないとつまんないな~。」
平日は、暇が欲しい暇がほしい、となげいているくせに、休日となるとこれだった。

プルルルル、プルルル・・・・・
電話がなった。
チャム「はい、チャムですけど・・。」
カイン「よう、チャム。俺、俺。今、暇なんだけど、公園にでも行かない?」
チャム「お!!いいね、いいね!!ちょうど俺も暇なんだ!!お前の家で待ち合わせな!」
カイン「決まり!!昼飯食ったら、すぐこいよ!!」
チャム「OK!!」
というと、すぐさまチャムはカップ麺を取り出し、3分待って、50秒で食べた(早っ)。
5分後・・。

ピンピンピンポ~ン 
インターホンを押しまくるチャム。
チャム「お~い、公園いくぞ~!!」
カイン「おそかったな。バットとボール持って行こうぜ!」
チャム「おっ!いいな!!」

そして、徒歩10分ほどの公園へ行こうとするが、喋りまくっているので、ちと不安。
チャム「な~、な~、それでさぁ~。・・ん?そういえば、道間違えてないか?」
カイン「へ?あ、そういえば・・。」
チャム「時間がもったいない、早く戻ろう!!」
カイン「そうだな・・。ん?見ろよ、チャム。こんな所に、幼稚園あったっけ?」
チャム「なんか、薄暗いね・・・。」
その時・・・・
ドキューン!!!!
一発の銃声が!!
カイン「うわっ!!何だ!?幼稚園からだぞ?」
チャム「げ・・。早いとこにげようぜ・・。やばいことになりそうだ・・。」
真っ青になったチャムは、そのまま走り出そうとした。
カイン「待て、待て、チャム!」
あわててカインが引き戻す。
カイン「いいか、いまのは銃声だな。」
チャム「そうだけど、まさか・・。」
カイン「そうさ、とっつかまえてやるのさ。だいたい、大人じゃないかもしれないじゃないか。
    子供がおもしろがって、あそんでたら、そこら辺にあったピストルで、まちがえて引き金を引いたのかもしれない。
    それに、酔っぱらったおっさんかもしれないじゃないか。
    そんな奴、この金属バットで一撃さ!!」
チャム「でも、明らかに殺人の可能性のほうが・・。」
カイン「その時はその時さ。もしかすると、俺たち町のヒーローになれるかもしれないぞ!!
    この機会をのがしたら、一生後悔するぜ!!」
チャム「そんな・・。危険すぎる・・・。」

チャムの声は届かず、カインの心は、好奇心と勇気でいっぱいだった。
チャムは、いやいやカインに引っ張られていくのだった・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第32号
ページ番号
1 / 2
この作品について
タイトル
謎の幼稚園
作者
キャノピー(なまたまご)
初回掲載
週刊チャオ第32号