~21巻 空龍と海獣 鮮やかに描く虹~
スピードダイヤを手に取り、あの冷めた目で5匹を見つめ、風をうならせてゲールグはその場を去った。
何をしようか、無言の5匹の中で、ラインは空龍と海獣を消そうかと考えていた。
まずは情報収集だ。
ラインはそっとヴィーズに耳打ちをする。
ライン『おい。 まずはアイツを考えることより、空龍と風龍のコトについて調べ、倒すことが先決じゃないのか??』
ヴィーズ『・・・倒すのか?』
ヴィーズは少し躊躇っていた。
ライン『お前は光の勇者だろ?? んで、友達と平和にして一緒に戻るって約束したろ??』
リーズのコトを覚えていたコトを嬉しく思った。
ヴィーズ『そうだけど・・・ どこで。』
ライン『そういうのはチャロに聞け。』
俺はココのコトについては無知識だ と付け足すライン。
ヴィーズ『このチャスティックタウン・・砂漠町華は広すぎる。』
ライン『手分けするんだよ。』
2人の耳打ちごっこも終わり、空龍と海獣の情報収集のコトについて3人に告げた。
配分はバランスの良いようにチョコが配分した。
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| A B |
|ヴィーズ ライン |
|ティカチャル チョコ |
| チャロ |
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バランスは良くなっていたが、人数も人数だ。
それについてはヴィーズがカバーしてくれる予定だとティカチャルは言う。
はぁ?? とヴィーズは信じられなさそうにしている。
チョコ 『ま、まぁソレについてはお二人で頑張ってください。』
チャロ 『大丈夫だよ。ヴィーズ君。ティカチャルさんが居ますし。 ライン君だったら・・・』
ごちーん。
チャロの頭上にはタライが当たった。
ヴィーズ 『痛そ・・・』
チョコ 『大丈夫ですか??』
ティカチャル 『・・・・(苦笑』
ラインは嬉しそうにしているが、チャロは目が★になり、頭上には鳩が飛んでいる。
チャロはラインが引きずりながら、ティカチャルとヴィーズはどっちがカバーするかもめあいながら、情報収集は始まった。
遠くには黒い虹が見えた。