6
僕は目を開けた。
周りにあったのは、いつも通りの森だった。
日は高く昇っていた。
近くには、リーアとリーラもいた。
森の動物たちが集まって心配そうに僕らを見ていた。
「僕らは大丈夫だよ。」 ナイツ
…………………
「あのさ、‘I'll never forget you. Good luck!’ってどういう意味?」 ナイツ
「え?‘僕は君を忘れない。幸運を祈る’ってとこじゃないかなぁ。」リーア
さすがリーア。物知りだ。
「ふーん。・・・I'll never forget you. 僕もだよ、ナイツ。」 ナイト
「?何か言った?」 リーア
「何でもない。」 ナイト
本当に、忘れない。