プロローグ

「森」プロローグ

私は森のなかにある研究所に出かけた

研究所のある森はかなり大きく、かなりぶきみで、森というより樹海と言っていいほどだった

研究所に行く途中、雨が降り出したので私はちょうど近くにあった洞窟へと入った

待ってはみるが雨はやみそうにない

ふと私は洞窟が奥に続いているのを発見した

私は興味をそそられ奥に行ってみることにした

今を思えばあの時奥へ行っていなければ、あんなおぞましい体験はしなかったものを・・・・

洞窟はとても長く3kmは歩いてやっと光が見えてきた

そして私は洞窟を出た

その洞窟を出た時の周りの光景といったら!!!

とても綺麗だった!!

世界中探してもこんな綺麗な光景はないだろう

私が出たのは小さい山の中腹ぐらいだった

そこから見えた光景というのは、湖があり、森があり、花畑まであった。

私はしばらくその光景に見とれていた

気付けば1時間はたっていただろう

その場所はもう日が沈みかけていた

そして私はそろそろ帰ろうと思い立ちあがった

そして、日が沈んだ

そのとき変化が起こり始めた

日が沈んだと同時に、湖が沼になり、森と花畑はいっせいに枯れ、今まで真っ青だった空も雲が立ち込めてきた

それと同時に「それ」はあらわれた

最初は人間かと思ったがよく見ると体が透けている

「それ」は千人はいただろう

そして「それ」は私にむかってきた

私は逃げようと思ったがうしろにも「それ」がいた

そして「それ」たちはいっせいに襲い掛かってきた

そこで意識が途切れた



気づいたら私は洞窟の前にいた

気がついた私は一目散に家へと逃げ帰った

そしてこの日記を書いているわけだ

もしその森に行きたいなどという者は日記の最後に書いてある地図を読むことだ

そこに森の場所を記してある

これでこの日記を終わりとする

あの場所が二度と私の前に現れないことを願おう

そして・・・・・・

この日記が悪人に渡らないことを願おう

7/21 1935年 Prジェラルドの日記より

このページについて
掲載号
週刊チャオ第154号
ページ番号
1 / 12
この作品について
タイトル
「森」
作者
ダーク一号(タイチャ)
初回掲載
週刊チャオ第154号
最終掲載
週刊チャオ第168号
連載期間
約3ヵ月9日