~解決編~
えっと、訳があって至急解決編を書くことになりました。
本当は水曜出す予定でしたが・・・。勘弁してくださいませ。(おい!
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チャオ次郎「犯人は誰なんですか?チャンゴさん。」
チャンゴ「その前に犯行までの犯人の行動をおもいだしてみましょう。」
チャオ美「犯人の行動って言ったって・・・。」
チャオ次郎「えっと、確か犯人は皆が集まっている最中に社長にコーヒーを渡し、毒を盛らせたんですよね?」
チャンゴ「そうだ。では次は誰が毒を盛らせ、被害者を殺害したか?」
チャオ次郎「皆さん、分かりました?」
ジャック「う~ん・・・。」
チャオ美「分からないわ・・・。」
五郎「あ!」
チャオ次郎「五郎さん、分かりましたか?」
五郎「確か、誰かが「トイレに行ってくる」って言った人がいました・・・。」
チャオ次郎「誰なんですか?五郎さん。」
五郎「う~ん・・・。それが誰かまでは分かりません・・・。」
ジャック「トイレなら、全員いったとおもうぜ?」
チャオ美「あ!確かに言われてみれば私、ミドリ先輩と一緒に行きました。ね?先輩。」
ミドリ「ええ。確かに行ったわね。」
チャンゴ「チャオ美さん。」
チャオ美「はい。」
チャンゴ「あなた、トイレから出てくるまでミドリさんと一緒にいましたか?」
チャオ美「え?・・・、そういえば先輩「私、ちょっと社長に用があるから」って言ってましたよね?」
ミドリ「・・・・・。」
チャンゴ「どうなんですか?ミドリさん。」
ミドリ「た、確かに行きました。でも!私はそこでコーヒーも入れましたが、毒は盛ってませんよ!」
チャンゴ「ミドリさん、誰もあなたが毒を入れたなんていってませんよ?それにコーヒーのこともひとことも言ってません。」
ミドリ「あ・・・。」
チャンゴ「それなのに、何で必要以上に喋るんですか?」
ミドリ「・・・・・・・。」
チャンゴ「では、犯行の手順を話しましょう・・・。」
チャオ次郎「え?ってことはミドリさんが犯人なんですか?」
チャンゴ「そうだ。」
チャンゴ「あなたの犯行はつまりこういうことです。ミドリさん・・・。」
チャンゴ「まず、あなたは一人でトイレに行こうとしたが、後輩のチャオ美さんに見つかり、さらにチャオ美さんもトイレに行く事が分かった。」
ミドリ「・・・・・・。」
チャンゴ「自分の後輩に「一緒に来ないで!」なんて言えるはずありませんし、仕方なくあなたはチャオ美さんと一緒にトイレに行った。」
ミドリ「・・・・!」
チャンゴ「そして、チャオ美さんに「社長に用があるから」と言ってチャオ美さんを先に行かせた。そして一人になったあなたは、その後社長室に行き、社長にコーヒーをだし、毒をいれ、殺害したんだ。」
チャオ美「ま、まってください。刑事さん、確かに先輩は社長の所に行くっていってましたが社長の悲鳴を聞いたのはミドリさん含めて全員で聞いたんですよ?」
チャンゴ「それは、恐らく社長に「これは、10分後に飲んで下さい。」とでも言ったんでしょう・・・。しかし、社長は「何故だ?」と聞いてきたはずです。それにミドリさんは「10分後のほうが私のコーヒーの味はもっといい味になる。」って言ったんでしょうなあ・・・。そして何食わぬ顔で皆のいるところにいって、10分後に社長の悲鳴を皆で聞いたことでアリバイ成立です。」
ミドリ「で、でも私が殺したという確かな証拠はないじゃないですか!」
チャンゴ「証拠は、ありますよ。」
ミドリ「え?」
チャンゴ「それは、あなたのズボンに染み付いてるコーヒーですよ。」
ミドリ「え?・・・、あ・・・。」
チャオ次郎「た、確かに・・・。」
チャンゴ「そこから、青酸カリの反応が出れば動かぬ証拠・・・。ダイイングメッセージもm2d5r2をそれぞれに母音をいれて後はマ行で2番目の文字、ダ行の5番目の文字、そしてラ行の2番目の文字を読めば・・・、み ど りとでます・・・。」
ミドリ「く・・・。」
チャオ美「ど、どうしてですか?先輩・・・。」
ミドリ「・・・、社長にいわれたのよ・・・。」
チャオ美「え・・・。それって・・・。」
ミドリ「そうよ!あの甲田にクビにされそうだったのよ!私はこの会社のために今まで頑張ってきたのに・・・。」
五郎「ど、どうして社長は君をクビにしようと・・・。」
ミドリ「フッ、それは他の社員がミスを犯したのにその罪を私になすりつけたのよ!取引のね・・・。」
五郎「そ、そんな・・・。」
ミドリ「それを聞いたときはほんっとに腹が立った!「なんで私がその罪を被んなきゃいけないの?」ってね・・・。でも後悔はしてない・・。あの甲田に復讐できたんだから・・・。」
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結局、ミドリさんはこの後に裁判所で懲役30年の刑が言い渡された・・・。罪をなすりつけられたのを動機に殺すとは何とも悲しかった・・・。そんなことのために殺すとは・・・。
~完~