【第11話】 

シュウは毒が抜けて戦えるようになった 

【リュウ】「でもなぜ・・・」

【シュウ】「んあ?・・・あぁ、毒がなぜ抜けたのか? ね」

【リュウ】「・・・」

【シュウ】「そこのテーブルに解毒薬があったから・・・使っただけ」

【リュウ】「・・・勝手に使うな・・・」

【シュウ】「どーでもいいの、そらっ!」

  パンッ!  パン!

【リュウ】「いきなりですか・・・」

リュウはシュウが放った弾をよけた

【リュウ】「即効でかたづけます・・・」

リュウはなんと、宙に小さい○10個書き、それぞれの○の中に

鳥 銃 槍 剣 角 牙 毒 鉄 鋼 海月(クラゲ) 爆

と書きいれた

すると見たことのない鳥が現れた

くちばしの代わりに銃、トサカは短い槍3本、足は剣、
鋭い角が生えて、鉄と鋼でできた牙も生えていた、
さらにその牙には毒々しい紫色で、背中に丸いものを背負っていた

【シュウ】「な、なんなんだよ・・・これ・・・」

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【チャス】「うぁ・・・クッ・・・」

チャスは腕に刺さった矢をかろうじて抜いた

【チャス】(くそっ・・・これじゃあ、剣を持てない・・・)

チャスは血がどくどくと出ている右腕を見ていた

【シャチ】「ふん、まだ死んでいないようだな」

【チャス】「くっ!」

チャスは左手で剣を持った

【シャチ】「さっさと・・・死ねっ!!」

シャチはまた矢を放った

【チャス】「くそっ・・・」

チャスは横っ飛びでその矢を避けた

【シャチ】「空中なら身動きを取れまい・・・弟を侮辱した罪、償え」

シャチは力をこめて、速い矢を放った

【チャス】「がっ!・・・」

シャチの放った矢はチャスの腹を貫通した

【シャチ】「ふん、もう終わりか・・・」

【チャス】(・・・このままじゃ・・・負けたままじゃ・・・いやだ・・・)

【???】「力が・・・ほしいか?・・・」

【チャス】(だれ・・・だ・・・)

【???】「お前の心の闇・・・とでもいっておこうか」

【チャス】(闇の・・・力・・・)

【闇の心】「もう一度・・・聞く・・、力がほしいか?・・・」

【チャス】(闇の・・・ちからか・・・代償は?・・・)

【闇の心】「お前の・・・善の心・・・一時的に消える・・だけ」

【チャス】(・・・そんなことできない!・・・)

【闇の心】「ほら、お前の友達が殺されるぞ・・・」

【チャス】(くそっ・・・・・)

【チャス】(僕に・・・闇の・・・力を・・・」

【闇の心】(ヒヒヒッヒ・・・交渉・・・成立・・・)

【チャス】(くっ、うあぁぁぁ・・・)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第267号
ページ番号
11 / 19
この作品について
タイトル
マスターウェポン
作者
チャオ1号機(蜘蛛)
初回掲載
週刊チャオ第264号
最終掲載
週刊チャオ第280号
連載期間
約3ヵ月23日