エンディング「ズフラの使命」

ズフラがいなくなった晩、サースは転生した。

が、勇にはズフラの事しか頭にない。

勇は、考え事をしていた。

ズフラノシメイハ、イッタイナンダロウ・・・

(オシエテホシイ?)

「!!しってるのか?お前」

(マエ、ズフラニキイタ。ズフラノシメイ。
 ソレハ、ユウノココロヲカイホウスルコト)

「心を開放・・・」

(ユウ、イジメラレテタ。オカアサンニセカサレテタ。
 ホントハユウ、キライダッタンジャナイノ?
 トモダチ、カゾク)

「嫌い・・・。友達・・・家族・・・嫌い・・・・・」

勇はっきり思い出した。

友達が嫌だった。家族が嫌いだった。

そう思っちゃいけないと、いつも外見はよくしていた。

でも、心の内は・・・・・。

ジブンハ、マワリガイヤダッタ!

それを、ズフラがすっきりさせてくれた。

確かに、ズフラといると楽な気持ちになった。

ズフラが、本当の自分を開放してくれた!



勇には、1つ心残りがあった。


「じゃあ、サースの使命は何なんだ?」

(ボクノシメイハ・・・)

サースが、一言おいて言う。

(ユウノ、シンライデキルナカマニナルコト!)



~~~完~~~

このページについて
掲載号
週刊チャオ第120号
ページ番号
6 / 6
この作品について
タイトル
マジンジラ
作者
もぐもぐら(木琴)
初回掲載
週刊チャオ第120号