第十話「集結」 ページ2

問題はテイルスだ。
この本を見てからというもの、ずっと落ち込んでいて一言も話そうとしない。
さっきからずっと、外に出て空を見上げている。まったく。どうしちまったんだ。
・・・・・・あいつの考えている事は、大体わかる。
テイルスの事だ。出会ってすぐの奴のことも、昔からの親友のように考えてしまうんだろう。
その親友が、一部とはいえ世界を脅かす怪物だったんだ。そりゃあショックでかいぜ。
俺は何かできることは無いかと、テイルスのところへ行こうとした。
だが、そんな俺の肩を、ソニックは引きとめてこう言った。
「これはあいつの心の問題だ。その問題に打ち勝てるかどうかは、
あいつにかかってるのさ・・・・・・」
「ソニック・・・・・・」
俺は肩に置かれているソニックの手をおろした。
「よくそんなくさいセリフが出てくるもんだな」
俺がそう言うと、ソニックは少し照れくさそうに言った。
「う、うるせーな!ちょっと言ってみたかったんだよっ」
ソニックは言いわけを続けようとしたが、突然何かに反応した。
「ナックルズ。お前にも聞こえないか?」
遺跡の中は音が響きやすく、すぐに俺の耳にも入ってきた。
「ああ。この機械音・・・・・・」
「それに、こんなところに好きこのんで来る奴といったら・・・・・・」
俺はソニックのほうを振り向いて頷いた。
「あいつしかいない・・・・・・か!」

エッグマンは遺跡中央に向かっていた。
古文書の解読を進めていくと、怪物を復活させるための祭壇が遺跡の中央にある事がわかったからだ。
さらに、怪物を復活させたのは、この滅びた古代文明の時代の人間である事もわかった。
「フン!自分で自分の首を絞めるとは・・・・・・
このワシが、もっと有効に使ってやるわい。この怪物をな!」
その後ろには、四匹のチャオと7つのカオスエメラルドを抱えた、Σの姿もある。
すでに条件は揃ってしまっていたのであった。
その四匹のチャオは、壁画に描かれていたものと同じ色、同じ特徴をしていた。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第22号
ページ番号
16 / 16
この作品について
タイトル
マイルス君の珍妙な一日
作者
マッハ(服部)
初回掲載
週刊チャオ第3号
最終掲載
週刊チャオ第22号
連載期間
約4ヵ月14日