第拾七話

闇を奪う光。

闇を完全に消せる・・・はず

第拾七話~光を操る者

カルル一行はダークガーデンに向かっていた。
そのころ・・・

ダークガーデン内部

「やっと僕の出番が?」

「どうせチョットだけだけどな」

「ふーん、まぁ国潰してこれだけの魂が集まったんだから、そろそろやってもいいんかな」

「知るか」

「愚民どもがひれ伏すがいい!」

「「「「何が・・・?」」」

一方ヴァルの方では

「まだか・・・まだか・・・」

しばらくヴァルはうろうろしていると、誰かが歩いてきたようだった。

「遅いぞ」

「急に呼び出したのは君じゃないか、大体なんだよこの竜は」

そのチャオは体が真っ赤だった、背中には翼が生えている。
炎の帽子のようなものをかぶっていた。

「俺もあまり暇じゃないからさ、事前に予約しておいてくれよな」

もう一匹は、真っ赤に対して、真っ青だった。
決して顔色が悪いわけではないが。
剣士の帽子のようなものをかぶっていた。
巨大な斧を背負っていた。

「予約・・・?」

「で?用件は?」

真っ赤い方がしゃべった

「どーやら、奴が目覚めたようです。早く対処をしないとダークガーデン、そしてもう一つの脅威が出現する・・・。」

「むぅとうとう目覚めたか、ダークガーデンの覚醒と同時に奴も目覚めたのかもな」

「もともと奴はダークガーデンの破片ですからね」

「とにかく、君たちを呼んだのは奴の力を弱めるためだ、カルルというもの達が先に行っているはず
奴らに協力してやってくれ。」

「いいだろう、この世の危機だからなー」

真っ青も、うなずいた

「で、どうやって行くんだ?」

「ちゃおうぉーかーとか言う物をもっているのでこれを貸してあげよう」

「マシンな」

ヴァルが取り出したのは、ほこりまみれのチャオウォーカーだった。
かなり古いのか、ところどころサビていた。

「「乗れるのか?」」

「大丈夫だ、多分」

そして、洞窟を出た後、赤いのと青いのはウォーカーで空を飛んだ。

見えなくなったころ、ヴァルは大声で一言言った

「オンボロだから気をつけろよー!!」

・・・・・・・・あぁ、オンボロチャオウォーカー・・・

無事にダークガーデンに着けるのか・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第190号
ページ番号
19 / 19
この作品について
タイトル
黒の世界ー第二部ー
作者
アストロ(ドラゴチャオ)
初回掲載
週刊チャオ第180号
最終掲載
週刊チャオ第190号
連載期間
約2ヵ月12日