ー第六話ー廃墟

･･･ここは異世界。
カルル達は闇の森を抜け､
歩き続けていた。


カルル｢森を抜けたのはいいけど・・・」
メロン｢相変わらず道が続いてるメロンよ；｣
レオ｢まぁ気にしない｣

カルル｢何が？｣
レオ｢あっちの方に村っぽいのが見えるだろ？｣
メロン｢ん？本当だメロン｣
カルル｢飯食えるのかな？｣
レオ｢行ってみるぞ｣

そして・・・

レオ｢何だここは普通に廃墟じゃないか？｣
シャド｢そのようだ・・・｣
カルル｢･･･じゃあ飯は？｣

レオ｢････無しだな｣

カルル｢ここん所全然飯食べてない・・｣
メロン｢かろうじて立ってる家があるメロンよ｣
カルル｢飯あるかも！？｣
レオ｢取りあえず行くぞ｣

カルル｢カビだらけ(爆｣
レオ｢長い間つかわれてなかったんだろうな｣
メロン｢飯は無いメロン･･･；｣
カルル｢ズガーン｣

シャド｢･･･何だこれは・・昔の日記みたいだ｣
レオ｢何だそれは？｣
シャド｢･･･読むか？｣

○月　△日

私たちはこの異郷の地に着いた。そしてこの世界はあるガーデンだとわかった。
そのガーデンは昔滅びたという暗黒庭､通称ダークガーデンだった。

レオ｢ダークガーデン？｣
メロン｢知っているのか？｣
レオ｢名前は聞いたことあるが・・・｣
シャド｢･･続きを読むぞ･･｣

そして私たちはこのガーデンに私たち人類は家を建て村とした。
しかし・・・。

○月□日

この日、このガーデンにある侵略者が現れた。そう、このガーデンを支配しようとしたのだ。
まず自分たちのガーデンであるためにその侵略者の一番の手下がこの村を破壊しほとんどの人類は消えた。

カルル｢人類って何？｣
レオ｢多分“チキュウ”とかって星に住んでいるサルに近い奴だろ？(猿？)

人間を馬鹿にするな(笑

カルル｢なるほど｣

そして私は必死に身を隠した。そしてその手下はこう名乗っていた
『アーク』と・・・。そしてその手下は『侵略者』の元に帰っていった・・・。

シャド｢ここで･･日記が終わっている・・｣
レオ｢なんだか意味が分からないな･･･｣
メロン｢侵略者ってのは僕たちがいる世界をまだ支配してるんだよね？メロン｣

カルル｢･････アークって誰なんだろう？｣

シャド｢侵略者の一番の手下だから・・・相当強いんだろうな｣
レオ｢とにかくこの世界はダークガーデンだということが分かったな｣
メロン｢ここは『異世界』じゃなく『庭』だったんだね｣
カルル｢･･取りあえず進もうか｣

そのころ･･･

？？？｢どうやらカルルたちはこのガーデンの謎とお前の本当の名を知ってしまったようだな･･･｣
アーク｢そのようですね｣
？？？｢今度こそカルルたちを始末しろ｣
アーク｢･･･分かりました。ならばネオス、一緒に来い｣

ネオス｢････了解しました｣

カルル達は廃墟でうろうろしていた

メロン｢･･やっぱり飯は無いメロン･･･｣
カルル｢それにしてもアークって・・・｣

レオ｢おい誰だアレ？｣

黒い人影､やはり“アイツ”だろう

アーク｢クククッ･･･また会いましたねぇ｣
カルル｢お前は黒の魔術師！？｣
アーク｢おいおい、その名前で呼ぶのはもうやめてくれよ；｣
アーク｢私は侵略者の一番の手下・・・ここに住んでいた人類をすべて消したのですよ｣
レオ｢ってことは・・・！？｣

カルル･レオ･メロン｢奴がアーク！！？？｣
アーク｢･･･そういうことです｣
カルル｢お前がその侵略者の一番の手下だとは｣
アーク｢おっと私が相手ではありませんよ？｣

カルル｢･･･まさかまた洗脳したのか？｣
アーク｢そのとおり｣
アーク｢今度も・・・お前らの友達だよ｣

ネオスにそっくりな奴が出てきた。
やはり洗脳されていて薄黒い････

レオ･カルル｢ネオス！？」
ネオス｢･･ボスの命令により･･･お前たちを始末する｣
アーク｢まだ終わらないですよ。一人消えてもらいましょうか｣

アーク｢ー暗黒の扉ー｣

レオ｢何だアレは？｣
カルル｢みんな逃げろ！｣

必死で逃げる４人。一番後ろは・・・シャドだ

アーク｢一番後ろの奴を取り込め｣

ギギギ・・・(扉の効果音

シャド｢う・・・体が・・動かない｣

カルル｢シャド！？｣
レオ｢近づくな！｣
カルル｢シャドをほっとけないよ！｣
レオ｢お前が取り込まれてどうする!!犠牲になるのが二人になるだけだろ!?｣
カルル｢・・・｣
レオ｢もうシャドは助からないだろ・・・｣

シャドは扉に吸い込まれた。暗闇に消えていった。

カルル｢シャド！！｣

アーク｢さて一人消えた。私の役目はもう終わった､帰らせてもらいますね･･･｣

アークは消えていった

カルル｢く・・・｣

ネオス｢アーク様をお前たちは倒せないだろう､何故ならここで死ぬからだ！！｣