第4幕
クロンは、迫り来るヒーローチャオ達をひたすら蹴り続けました。
ヒーローチャオ達は次々に倒れていき、ようやく最後の1匹になりました。
しかし…最後に残った銀色のヒーローチャオからは、ものすごいオーラが出ていました。
「お前…何者だチャオ…!?」
「グフフフフ、ゲヘヘヘヘヘ…」
ヒーローチャオは、不気味な笑い声をあげながらクロンに襲いかかってきました。
クロンが素早い動きでヒーローチャオをかわすと、
ヒーローチャオはヒーローガーデンからまっさかさまに落ちてしまいました。
「極悪チャオになるためには、力だけでなくワル知恵も必要チャオ。ケェーッケケケケ!」
数々の困難を乗り越え、いよいよクロンはヒーローチャオの親玉がいる場所までやってきました。
ヒーローチャオの親玉であるヒーローカオスに勝てば、クロンの旅も終わりです。
「やい、ヒーローカオス!とっとと出てくるチャオ!」
すると、まぶしい光と共に、一匹のチャオが現れました。
大きな耳を持ち、頭の上には透き通った輪が浮かんでいます。
そう、このチャオこそ正真正銘のヒーローカオスなのです。
「あなたがクロンですね…。」
「やい、ヒーローカオス!俺様は極悪チャオ、クロン様だチャオ!極悪チャオの名にかけて、お前を倒すチャオ!」
「そちらがその気なら…お相手しましょう。容赦はしませんよ…。」
こうして、クロンとヒーローカオスとの仁義無き戦いが幕を開けようとしていました。
クロンは、ヒーローカオスは、一体どうなるのでしょうか…
続く