【第2章】~戦争準備~

俺は悲惨な光景を目の当たりにし、重い足をひきずって城に帰っていた。



「・・・・・・・・・」


俺はさっきの城の中に入り、仲井がいるところへ行った。
「やっときたか・・・王様が呼んでるぞ、お前と俺を・・・」
仲井はそう言って走り出した
俺も後をついていく・・・

タタッタタッタタ

俺と仲井は大きい扉の前にたっていた。
「おし・・・あけるぞ・・・」
仲井はおそるおそるドアを開いた。

「だれじゃ!」
「うわっ!」
俺は突然の声に驚いた、すると仲井が・・・
「僕たちはこの国のチャオです、隣の国の森で遊んでいたら・・・
爆発が起きたんです」
「・・・ふむ」
王様はいきなり立ち上がった。
「今、我々の国はピンチなんじゃ、さっきの爆発でこの国のチャオがほとんど死んでしまった。
「なら・・・僕たちにできることはありますか?」

「今のお前らの年齢じゃ無理じゃ、もうすこしまちなさい・・・」
「何をする気ですか?」
「戦争じゃ・・・お前らのいたグリン国とな・・・一奇襲をかけるのじゃ」
「!」
俺は驚いた、この国は戦争などいっさいなかった国だった。
しかし、国がこうなったからには仕方ないのだろう。

「あと、10年じゃ、それくらい待てばお前らは戦争に出られるが・・・お前ら、戦争に出るか?」



「・・・はい」
俺は答えた


「・・・はい」
仲井もはい、と答えた
「よし、いまからお前らを戦争の兵士にする、そのためにはまず竜騎士団にはいるのじゃ」

 竜騎士軍団・・・それはこの国の特殊な兵士のことを言う

特別訓練を受け、槍や剣は上質なものだ

「早速下の階に行ってみるのじゃ、集会をしておるはずじゃ」

俺たちは王様からか紙切れを受け取り、下の階へと降りていった

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掲載号
週刊チャオ第266号
ページ番号
2 / 2
この作品について
タイトル
荒野の城の
作者
チャオ1号機(蜘蛛)
初回掲載
週刊チャオ第266号