~4~
「…俺は真面目な気持ちだよ。君にはじめて会った時から好きになってたんだ。
こんなカタチで気持ち伝えるつもりなかったけどサ。
けどあのいかれた博士が俺のいない間に君にナニかするんじゃないかと心配なんだ。ホントはこのまま北海道に連れて行きたいよ」
「ご両親の説得なら私にお任せ下さい。これでも私は地元名家の出身ですので多少社会的信用もありますし」
あぅあぅ~。でもガッコが、友達が、来週のテストが…。
「オイ、エミこっちむいて俺をちゃんと見ろよ」
「ひゃっ」
「俺のこと嫌いか?」
「ううんっ。…スキ、だよ」
「じゃぁ、俺の嫁さんになれ」
「う、うんっ!…アッ」
つい返事しちゃった、と思ったとたん彼の顔が…
チャオをはさんで大好きなシンとファースト・キス。
もぉ頭の中はトロトロ。天国にいるみたいにフワフワ気持ちイイ。これが恋の力?
それともチャオが神様って本当なのかも。
きっとホントだね。
だってこんなハッピーな運命ってありえないもの。
シンが好き。スキ。大好き!!もぉ絶対お嫁さんになるんだからっ!!
ずーっとキスしてる二人に笑顔ではしゃぎ出したチャオの体がピンク色になった気がした。
ずっと一緒にいようね、私の恋の神様☆
おわり。