―おまけ―

「じゃあ、俺はちょっと闇の取引所に行って来るからな」
「行ってらっしゃいチャオ~」





―闇の取引所―

「おい、そこの赤いお人」
「あ、なんだ?」
「この間オマエさんに売った種、もう実はなったか?」
「いや。いまチャオが一生懸命育ててるよ」
「なんだ、まだなってねぇのか。…まぁいい、言っちまうか」
「なんだよ?」
「あの種な、実は四角い実の種なんだ」
「…は?」
「オマエさんが来たとき、ちょうどエイプリルフールだったからな。ちょっとフザけてみたんだ」
「…は?は?」
「オマエさんが怒鳴り込んでくるのを楽しみにしてたんだが、まぁいい。ホラ、コレが丸い実の種だ、とっとけ」
「…は?は?は?」
「金はいらねぇよ、だましたお詫びだ。さて、きょうはコレで店じまいだ。じゃあな」
「………」

………

「…マジかYO!」

ホントに完

このページについて
掲載号
週刊チャオ第212号
ページ番号
4 / 4
この作品について
タイトル
~ナックルズとチャッコー~
作者
宏(hiro改,ヒロアキ)
初回掲載
週刊チャオ第212号