―おまけ―
「じゃあ、俺はちょっと闇の取引所に行って来るからな」
「行ってらっしゃいチャオ~」
…
…
―闇の取引所―
「おい、そこの赤いお人」
「あ、なんだ?」
「この間オマエさんに売った種、もう実はなったか?」
「いや。いまチャオが一生懸命育ててるよ」
「なんだ、まだなってねぇのか。…まぁいい、言っちまうか」
「なんだよ?」
「あの種な、実は四角い実の種なんだ」
「…は?」
「オマエさんが来たとき、ちょうどエイプリルフールだったからな。ちょっとフザけてみたんだ」
「…は?は?」
「オマエさんが怒鳴り込んでくるのを楽しみにしてたんだが、まぁいい。ホラ、コレが丸い実の種だ、とっとけ」
「…は?は?は?」
「金はいらねぇよ、だましたお詫びだ。さて、きょうはコレで店じまいだ。じゃあな」
「………」
………
「…マジかYO!」
ホントに完