その3:キャラクターを決めよう(1)
キャラクターというのは登場人物(登場チャオ)のことですが、
この言葉には、「個性」という意味もあります。
登場するチャオが、全部同じようなチャオばっかりのお話なんて、
全然面白くありませんね?
いろんな性格のチャオがいて、初めて話が面白くなるのです。
そこで、キャラクターを作る時に、それぞれのキャラクターに対して、
「設定」というものを作ります。
「設定」というのは、「決まりごとをつくること」というような意味です。
まず、主人公とその宿敵である悪者の設定を決めましょう。
主人公はカッコイイ方がいいですが、はじめからカッコ良すぎるとあまり面白くありません。
最初はそれほどでもないですが、だんだんとカッコよくなっていく方が面白いです。
だから、最初は少し弱い感じにした方がいいでしょう。
さらに、読む人に親しみが湧くようなキャラクターにするとなおいいです。
そして、正義のチャオだから、性格もそんな感じにしたいです。
また、弱点なんかもあると面白いでしょう。
そこで、
【主役ちゃお】まだ子どものチャオ。だけど正義感は人一倍強い。
嘘が嫌い。子どもだから世の中のことはまだよく知らない。
親孝行で明るく元気だけど怖がりで暗いところがキライ。
こんな感じでいいでしょう。
では悪者の設定ですが、こっちは最初からものすごく強くした方が、話が面白くなります。
こんな強いやつに、いったいどうやって勝つんだろう?
と読者に思わせるほど強くしましょう。
そして、悪者だから主役チャオと正反対の性格にすると、
主役チャオのカッコよさが引き立ちます。
ですが、最後に倒すべき大物なので、悪者だけど正々堂々としていたり、
かっこ悪いことはしないように設定しておくとなおいいでしょう。
【悪者チャオ】ダークカオス。悪の力で世界征服を目指す。
世界で自分が一番偉く、みんなは自分の家来であるべきだと思っている。
だけど、自分の力に自信を持っているので、卑怯なことはしない。
暗闇が好きで、明るいところがキライ。
と、こんな感じでどうでしょうか。