その2:あらすじを作ろう
「テーマが決まったから、さぁ小説を書くぞ!」
と行きたいところですが、まだまだそれは早いです。
テーマだけ決めていても、話の骨格が決まっていないと、
やっぱりフニャフニャな小説になってしまいます。
では、話の骨格はどうやってきめるのか?
それをこれからお話します。
テーマが決まったら、次は、そのテーマにそったあらすじを考えましょう。
これが、「話の骨格」です。
これも、ただなんとなく決めてはいけません。
読む人が読みやすいように、気を配らなければなりませんし、
どうすれば面白くなるのかを考えなければなりません。
それには基本があります。
「起」「承」「転」「結」
という物です。
これはいったい何なのかと言いますと、
「起」:話のはじめ。なぜその話が始まったのか。
「承」:その続き。それからどうなったのか。
「転」:話の変わり目。これまでとは違った展開になったり、あっと驚くようなことになったり。
「結」:落ち。話の結末。最後にどうなったのか。
ということです。
小は4コママンガから、大は何十何百話と続く大河ドラマまで、
多くの作品がこの基本にしたがって出来ています。
では、例をあげてみましょう。
テーマは「悪いチャオと闘う正義のチャオ」
「起」:主役のチャオの住む村が悪者チャオに襲われたので、悪者退治の旅に出かけることにした。
「承」:そして、旅の途中で仲間が出来、力をあわせて闘うことにした。
「転」:悪者の縄張りに入り、闘いが激しくなる。主役が悪者に負け、雪辱を誓う。
「結」:主役の根性とみんなの友情で悪者を倒す。平和が戻る。
と、こんな感じでしょう。
では、だいたいのあらすじが決まったら、次に行きましょう。