「つづき」

いや、そうだよ。
どうせならいろんな色になっちゃおうよ。

つまり僕はこんなふうに考えちゃったりするんだよ。

ね、イキナリ、イチバンになることなんかないんだ。
どっこにも、寄り道しないで、何にもぶつかったりしないままに、
するりと進んでしまうよりはさ、
色んな色を見せてくれた方が、ずっといい。

そうだな。さっきキミがこぼした涙は、できれば、
次には雨になって欲しいな。
そしてその雨は、次に虹になって欲しいって思っているんだよ。

 ニジ?

うん、いいかもね。うん、それがいいよ。
本当は僕としてはむしろ、
金色よりも、虹色に輝くチャオなんてのが、見てみたいなって思っているよ。

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掲載号
週刊チャオ第92号(兼、300P記念) 
ページ番号
2 / 2
この作品について
タイトル
『カメレオンみたいなチャオ』
作者
ぴかそ
初回掲載
週刊チャオ第92号(兼、300P記念)