Re: 仮面チャオダー

「チャエ~イ。さあ来いちゃお、ラッコチャオ!」
ラッコチャオを前に、チャケシもチャオダーに変身する。
「ふっふっふ、お前もバカちゃお、らっこらっこ。チャッカーのみなさ~ん!」
「ちゃ~!」
ラッコチャオが叫ぶと、チャオガーデンに10人のチャッカーの戦闘員チャオがなだれ込んで来た。
この戦闘員チャオは、簡易な改造を施された元は低レベルなチャオ達である。
「さあ仮面チャオダー。覚悟するちゃお、らっこらっこ。」
チャオダーを取り囲むラッコチャオとチャッカーのみなさん。
「くっそうちゃお~。なんかめちゃ居心地悪くなってきたちゃお~。
 よ~し、こうなったら…、チャ・オ・ダー・全員整列~!」
「ちゃ~!」
チャオダーが叫ぶと、チャッカーのみなさんはなんと、お散歩マシーンの前に一列に整列した。
チャオダーの元々のアイキュウは660。それがチャッカーの改造手術を受けたことにより、低脳な相手だったら、その脳波を操ることが出来るのだ!
「よ~し次は、…、チャ・オ・ダー・お散歩にレッツラゴー!」
「ちゃ~!」
チャッカーのみなさんは一人ずつ、お散歩マシーンに入っていく。そのままお散歩に行ってしまった。
「さあ、残るはお前だけちゃお!」
チャオガーデンには、チャオダーとラッコチャオしか居なくなった。
「おのれちゃお~。こうなったら、くらえちゃお。らっこらっこ。」
ラッコチャオは、持っていた貝をチャオダーに投げつける。
しかし貝は、あさっての方向に飛んでいく。
ラッコチャオはとことこと、その貝を拾いに行き、また投げる。
またまた貝は、あさっての方向に飛んでいく。
ラッコチャオはとことこと、以下略。
「はあはあ、なんてすばしっこいチャオちゃお。らっこらっこ。」
「それは単に、貴様がノーコンなだけちゃお!」
一歩も動かなかったチャオダーは、疲れ果てたラッコチャオを攻めたてる。
「チャオダー錐揉みキ~ック!」
チャオダーは、バッタの遺伝子を組み込まれた改造チャオ。
そのバッタの脚力から繰り出されるチャオダーのキックは、破壊力満点だ!
倒れるラッコチャオ。
「おのれチャオダー。しかし、オレの他にも追っ手はいるちゃお。らっこらっこ。このまま逃げられるとは思うなちゃお。らっこらっこ。ぐはっ。」
ラッコチャオの息の根が止まる。
「なんとか勝ったちゃお。仮面チャオダー!にっ。」
勝利の決めポーズをとるチャオダー。

まだまだお前の戦いは始まったばかりだ!
戦え、チャケシ!
負けるな、仮面チャオダー!!


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アイキュウ660。チャオダーのひとこと。
良い子のみんな、自転車で歩道を走っちゃ、駄っ目ちゃお~。
『自転車歩道通行可』な標識があればオッケーちゃおけど。
それと、邪魔な歩行者に自転車のベルは、鳴らすなちゃお。
歩道は、歩いてるヒトが優先なんちゃお~。
チャオダーとのお約束、守ってちゃお~!にっ。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第117号
ページ番号
2 / 2
この作品について
タイトル
仮面チャオダー
作者
あさぼらけ
初回掲載
週刊チャオ第117号