第百八十二話 閉じ込められた空間で

2代目パンプキンを倒すために、ミラクルパンプキンの基地へ向かうマイトとブルーアイ。

マイト「2代目パンプキンはブラッド四人衆と手を・・・・」

ブルーアイ「簡単には倒せないですね、」

マイトたちは歩き続けるが、基地は見えてこない。

マイト「おかしい・・・・・・・・」

ブルーアイ「何がですか?」

マイト「同じ道をグルグルまわってるような・・・・・」

ブルーアイ「いえ、まっすぐ進んでいるんですから、ありえませんよ、」

マイト「だってよ、あそこにある石も、くぼみも、さっき見たような気がするんだ。」

ブルーアイ「そういえば・・・・・・」

ガンキール「マイト、ブルーアイ、聞こえるか?」

マイト「ガンキールの声だ!!どこにいる!?」

ガンキール「ミラクルパンプキン基地からお前らの心に話しかけているのだ。」

ブルーアイ「なんのようですか・・・?」

ガンキール「私がちょいとだけ、空間をねじって、お前らをひとつの空間にとじこめた。だから、お前らはグルグルまわっているだけだ。」

マイト「や、やっぱり!!」

ブルーアイ「そんな・・・・・卑怯ですよ!!」

ガンキール「さらばだ。パンプキン基地で会おう。」

ガンキールの声はきこえなくなった。

マイト「ガンキールは空間をあやつれるのか・・・・?」

ブルーアイ「まず、どうやってここから出るんですか?」

マイトは黙り込んでしまった・・・・・・・

「・・・・・・・ぁ・・・・・のかぁ・・・・・てぇ・・・・」

ブルーアイ「何かきこえましたよ!?」

マイト「あっちからだ。言ってみよう!!!」

???「誰かああああああぁ、いないのかぁーー!?助けてぇーーー!!」

そいつは、なんと亀の甲羅(こうら)をしょっていた。

マイト「わぁっ!!カメ!!!」

???「誰がカメだぁ!!俺はチャオだぁーーー!!!」

ブルーアイ「なぜここに?」

タトラー「俺はタトラー。歩いていたら、いきなり空間がねじれて、ここに来てしまった・・・・・・・」

マイト「ようするに、俺たちを止めるための仕掛けに、お前がまぎれこんでとじこめられちゃったのか!!」

タトラー「まぁ、そういうことだ・・・・・」

マイト「ワッハッハー!お前ドジだなぁー!!」

ブルーアイ「マイトさん!自分のこと言えない言えない!!!」

マイト「なぁタトラー、なんでカメの甲羅を?」

タトラー「秘宝だよ、これで俺はチャオを救うんだ。」

マイト「そうか、がんばれよ!!」

ブルーアイ「マイトさん、僕たちもなんじゃないんですか・・?」

マイト「というか、この空間から、どうやって出るんだ?」

ブルーアイ「わかりませんねぇ・・・・」

すると、タトラーが立ち上がった。

タトラー「お前らみたいなノロい野郎を見てると腹がたつ!!」

マイト「なんだよ!!ノロイのはカメだろうが!!」

タトラー「俺はのろくねぇ!!!というかカメじゃねぇ!!」

ブルーアイ「タトラーさん、何をする気ですか?」

タトラー「シェルモード!!!!」

タトラーは、頭、手、足をひっこめた。その状態でタトラーは、空に向かって飛んでいった。

マイト「あいつバカだなぁ、空にふっとんだぜ、」

ブルーアイ「あっ!!マイトさん!!よく見て!!」

タトラーが空に向かってシェルモードで飛んでいくと、なんと、空がやぶれたのだ!!

そして、やぶれた空から外にでると、そこは元のブラッドスターだった。そう、とじこめられた空間をやぶって逃げたのだ。

タトラー「とじこめられた空間に、空もなにもない。バカはお前らだ。」

すると、タトラーは、シェルモードで滑って、どこかへ行ってしまった。

マイト「あいつはいったい・・・・・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第144号
ページ番号
192 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日