第百八十話 ドクロとパンプキン
今から、ミラクルドクロ軍とミラクルパンプキン軍の昔の話です。
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昔々、ブラッド四人衆がやってきたよりも昔の話・・・・・
二匹のチャオがいた。名は、ドクロとパンプキン。
この二匹は、名前のことで他のチャオからバカにされていた。
ドクロ「ねぇパンプキン、」
パンプキン「なに?ドクロ、」
ドクロ「僕たちの名前ってそんなに変なのかな・・・・」
パンプキン「そうみたい・・・・だね・・・・」
他のチャオ「おーい!!ガイコツ野郎とカボチャオーー!!」
他のチャオ「ヒャーハハハ!!ガイコツ野郎とカボチャオだってさ・・・・ハハハハハ!!」
ドクロ「言いたいだけ言えばいいじゃん・・・・・」
パンプキン「よそで言ってくれよ・・・・・・・」
二匹はとても悲しかった。なぜチャオなのにドクロとパンプキンか・・・・・・って・・・・・
ドクロ「僕たちってさ、せめて顔とかがガイコツやカボチャに似てたら別によかったのにね、」
パンプキン「ただのチャオなのにこんな名前だからね・・・・」
二匹で土遊びをしていたそのとき!!!
ドクロ「わぁーーーあぁ!!すごい!!!!え!?嘘!!」
パンプキン「うるさいなぁ~、僕さ、土のお城作ってるんだからうるさくしないで、」
ドクロ「パンプキン!!こっち見てよ!!僕は本当にドクロになっちゃったよ!!!」
パンプキン「えー?」
なんと、ドクロは、ガイコツをかぶっていたのだ。
パンプキン「わーーっ!!なにそれ!すっげー!!」
ドクロ「土に埋まってた!!!もしかしたら・・・・・」
パンプキン「え!?マジ!?」
パンプキンが一生懸命、土を掘ると・・・・・
パンプキン「見つけたー!!カボチャだぁぁーーー!!!」
そして二匹はそれをかぶったままはずさなかった。
次の日、
他のチャオ「わーーーっ!!なにそれすっげぇぇーー!!」
他のチャオ「どこで見つけたんだ!?」
他のチャオ「俺にもかぶらして!!」
ドクロ「ダメだよ、僕たちをいじめてたくせに、」
パンプキン「そうだよ、とっても悔しかったんだぞ?これでお前らを見返してやる!!!」
他のチャオ「ねぇねぇ!!土を掘ったら見つけたの!?」
ドクロ「うん。」
そして、翌日からドクロを探しにたくさんのチャオが村中を掘りまわしていた。
そして、いつのまにか大きな軍団になっていたんだ。
ドクロ「俺のチームはミラクルドクロ!!!」
パンプキン「じゃぁ俺のチームはミラクルパンプキン!!!」
だが、次の日から、
王「すまんが、この被り物をかぶった大きな軍を作るのをやめてくれんか?」
ドクロ「どうしてさ!!!」
王「お前たちが大量に被り物を奪ったせいで、みんながかぶれないんだ・・・・・だから、ミラクルドクロかミラクルパンプキン、どちらかやめてほしいんだ。そして、そのどっちかが、被り物を捨ててほしい。」
パンプキン「えぇーーっ!?」
そして、それを決めるために、戦争がはじまった。その戦争は、今でも続いている。
続く