第百六十五話 毒をまかれたウォントスター

アルト「わーいわーい!!」

ライガは、アルトに顔を近づけた。

ライガ「いいか?小僧、」

アルト「え?」

ライガ「足手まといになんなよ、なったらすぐに撃ち殺す。」

アルト「・・・・・・・・」

マイト「ライガ!!そんなこというなよ!」

ライガ「フン。」

アルト「大丈夫!足手まといにならない!」

ライガ「俺たちについてくるのは別にいいが、」

アルト「うん!」

ライガ「死んでも知らねぇぞ、」

アルト「・・・・・・・・」

アルトはなんだか怖そうだ。

マイト「怖がらせんなよ!」

ライガ「だまって俺についてこりゃいいんだよ、」

そして再び歩き出した。

マイト「すごいや、空を見てみなよ、あそこにウォントスターが見える!」

アルト「あ!本当だ!ウォントスター!!」

ライガ「はしゃぐな、よく見てみろ、」

マイト「え?」

よく見ると、ウォントスターは紫色ににごっている。

マイト「な、なんで紫色に・・・・?」

ライガ「毒だよ、ブラッド四人衆がウォントスターに強い毒をまきちらしたんだよ、」

マイト「もうまいちゃったの!!?」

アルト「僕のふるさとが・・・・・・・・・・」

ライガ「毒がまわれば、ウォントスターそのものも滅びる。」

マイト「俺たちの星を・・・・・・・ほろぼされる・・・・」

アルト「うわーーーーん!!!」

ライガ「なくな小僧が!!!」

アルト「グスッ・・・・・・・」

「ククククク・・・・・・・・」

ライガ「何かきこえる・・・・・・・・」

「きこえるかい?私の声が、」

マイト「・・・・・・・・・?」

「私は今、マイトとライガとアルトの心の中へ話しかけている。」

ライガ「お前はもしや・・・・・・・」

「私は、ブラッド四人衆で一番えらい、ガンキール様だ!!」

アルト「がんきいる?」

ガンキール「今からゲームをしよう。」

マイト「ゲームだって!?」

ガンキール「そのなも、ブラッド四人衆勝ちぬきバトル!!」

ライガ「こんなときにゲームか?」

ガンキール「お前たちが、前へ前へ進むだけでいい。すると、四人衆の一匹が待っているはずだ。」

アルト「うんうん、」

ガンキール「そいつを倒し、また前へ進むと、四人衆のもう一匹がいる。どんどん倒し、四人衆を倒していくのだ。」

ライガ「そのゲーム!!うけてたつ!!」

ガンキール「じゃぁな、せいぜい楽しんでくれたまえ、」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第139号
ページ番号
175 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日