第二十八章後編 ニセマイトのいたずら

ニセマイトの見破りが始まった。

マイト「俺が本物!!!」

マイト「俺が本物!!!」

ダン「ぜんっぜんわからん。」

ロイン「うぬ、わしにもわからぬの、どこも同じじゃ。」

ドリク「・・・・・・・ニセのほうはまさか・・・・・」

タップ「クワギじゃ・・・・・」

タイン「どうしたんですか?」

ドリク「なんでもない・・・・・」

マイト「とっとと帰れ!ニセ!!」

マイト「お前何言ってんだ!俺が本物だ!このニセ!!」

ダン「いったいどう見分ければいいんだ?」

チロ「どっち?(マイト、聞こえる?マイトなら私の心の声が聞こえるはず・・・・)」

マイト「聞こえるよ!!」

チロ「やった!聞こえた!でもまたわからなくなっちゃった、」

ロイン「む、地震じゃ、皆!伏せるのじゃ!!」

ガタタタタタタ!!!!!

バカッ!!!

ダン「うわっ!地割れだ!!!」

ロイン「な、なんじゃと!!?」

タイン「あぁっ!!マイトが一匹落ちた!!」

落ちた一匹のマイトは壁につかまった。だが、手もしびれてきた。

マイト「ひぃ・・・・・だ、だめだ・・・もう落ちる!」

ロイン「マイト!!」

落ちていないマイト「いいの?助けて、もしかしたらあいつがニセモノかもしれないんだよ?」

ロイン「・・・・・・・・・」

ダン「た、たしかに・・・・・ロ、ロイン!聞くんだ!!落ちたマイトは本物なのか!!」

ロイン「いや、もうわかっておる。ニセは、落ちていないマイトじゃ。」

マイト「え!?お、俺は違う!!信じてくれ!!」

ロイン「本物のマイトは・・・・・・・たとえ敵でも助けるバカな奴だからじゃぁ!!!!」

マイト「・・・・・もうダメだ・・・・・・(助けて・・・)」

チロ「!!!」

ロイン「わかっておる!!」

ガシッ!!

マイト「あ、ありがと、」

ロイン「ならば、お主はいったい誰じゃ!!!」

ニセマイト「・・・・・・・・うぇぇ~ん!」

ニセは正体を現した。クワガタチャオのようだ。

クワギ「うぇぇ~ん!!!僕、クワギだよぉ~!!!」

ドリク「く、クワギ!!」

マイト「誰、」

タップ「僕たちの仲間!変身兄弟の一人だよ!どこ行ってたんだよぉ~!!」

クワギ「僕ね、ウェーブにつかまってね、何かに化けてチロの虹色の宝石をうばって来いって・・・・脅されたんだぁぁ~!!!ごめんね~!!ごめんごめんごめ~ん!!!!うぇぇ~ん!!!」

マイト「よし、俺たちの仲間になろうぜ!」

クワギ「で、でも!僕はひどい事をした・・・・・・」

マイト「仲間なんだよ!兄弟もいるんだろ!!」

ドリク「へへっ!」

クワギ「う・・・・・・う・・・・ありがとぉ~!!!」

マイト「すぐ泣くなよ、それじゃぁチームロインの方が足りないからクワギはチームロインにあげるよ、」

ドリク「元気でな!クワギ!タップ!頼んだぞ!!」

そして新しい仲間も加わり、チームに別れ、出発した。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第116号
ページ番号
29 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日