第二十六章 ロインと仲間

フレンドソードをロインに投げ、兄弟が合体変身したフレンドソードは爆発した。

マイト「う・・・・・・・・・うぅ・・・・・・」

キン「元気出して・・・・・・」

ギン「あれが正しかったんだよ、」

マイト「わかってる、これでいいんだろ、ダン、」

ダン「ああ、それでいい。これが正しいんだ。」

チロ「ロイン兄さん!ロイン兄さん!!」

ロイン「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

マイト「もうロインは死んだ。友情の力に負けたんだよ、」

チロ「うぅ・・・・・・」

ロイン「・・・・・・ん・・・・・・・・」

ダン「あれっ!!?今なんか言わなかったか!!?」

チロ「え?・・・・・・・・」

ロイン「・・・・・ん、ぬ・・・・?お主、チロ?」

チロ「兄さん!!!」

マイト「ロイン!!!」

ロイン「マイトまでか!」

タイン「で、でも、あなたは何かに操られていた。」

ロイン「・・・・・・・わかっておる。」

マイト「え!?操られていた時の記憶が残っているのか!?」

ロイン「操られた?いや・・・・・乗り移られてたのだ・・・・・・・・・」

キン「えぇっ!!??誰に!!?」

ロイン「誰だかはわからぬ、だがわしは暗黒の闇にいた。」

マイト「あいかわらず、その渋い喋り方、直ってないな、イケメン顔のくせに、」

ロイン「変身とやらできる者は勇気があるのだな、あやつのおかげでわしは助かった。わしは痛くもなかった。ただ、わしに乗り移っていた何者かだけが苦しんでおった。だが、自分を犠牲にして死ぬとは、哀れな奴じゃ。感謝する。ドリク、タップよ、」

ギン「あ、ここにドリクとタップのこげた死骸があるよ、ちょっと怖い・・・・」

ロイン「お主、勇気ある者を怖がってはならぬ。埋めよう。」

マイト「そうだな、」

そして埋めた。そこに板をたて、マイトは板に書いた。

『勇気ある兄弟の墓。ドリク、タップ』

マイト「元気でな、」

その時、板がゆれた。そして兄弟を埋めた所が動く。

ドリク「てめぇら!!勝手に殺すんじゃねぇよ!!」

タップ「死んでないよ!大げさだなぁ!!」

マイト「ドリク、タップ!!!!」

ロイン「ふっ、生きていたのだな、勇気ある者よ、」

ダン「だが、あんな大きな爆発の爆弾で、どうやって生きてられたんだ!?」

ドリク「実はね・・・・」

〔マイトが投げてから、〕

マイトはフレンドソードを投げた。

ドリク「ぎゃああ!やっぱ怖い!」

タップ「よし!ドリクは走って!僕は飛ぶ!」

ドリク「ということは・・・・・」

ドリク、タップ「爆弾から離れてにげちゃえ!!」

0、

ドガァーーーーン!!!

だが少しは爆弾の炎が当たり、気絶して倒れていたんだ。




マイト「ということは・・・・・怖くて逃げたってこと?」

ドリク「てへへ、」

ロイン「お主らは・・・・・・世界一あきらめやすい兄弟だぁぁぁ!!!!」

タップ「ごめんなさぁーーーい!!!」

マイト「ま、助かったからいいじゃん。それとロイン、俺と仲間にならねぇか?」

ロイン「え?で、でも・・・・・・」

その時、波が強くなった。

マイト「このパターンは・・・・」


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第116号
ページ番号
26 / 223
この作品について
タイトル
海上の冒険
作者
水神(ブルーガンツ,アクア)
初回掲載
2004年4月11日
最終掲載
週刊チャオ第148号
連載期間
約9ヵ月7日