エピソード NO,9
カズマ(ふぁ~。寝た寝た・・・て、あれ?口、ガムテープ貼ってある・・・え・・・え?え?し、縛られてる?)
「お目覚めいかがかな?ソニックチャオ君。」
カズマ(え?誰?)
「ごめんねぇ、ちょっと人質になってもらう事になったんだ。」
カズマ(人質?僕が?チャオ質じゃなくて?まあそれはいいけど・・・て、まさかコイツ、行方不明になったチャオを捕まえてる奴なのかな?)
「君も知ってるね?行方不明のチャオの事。僕が捕まえたんだよ。君もその中の子だよ。」
カズマ(・・・僕の予想、当たっちゃった。・・・てことは、コイツは誘拐犯で、僕は・・・捕まった?)
エピソード NO,9 「捕われの身と言う物」
「さて、ちょうど24匹。そろそろ始めようか・・・。」
そう言うと誘拐犯は部屋から出ていってドアのカギを閉めた。
カズマ(・・・24匹も?そういやヤイバ達も帰って来なかったけど、捕まっちゃったのかな?とりあえず考えよう・・・。
だぁ~っ!分かんなくなっちゃうよぉ!
・・・あ、ああ!チャオを沢山捕まえて、それを人質に金を巻き上げる・・・。
で、金がもらえなかったら人質達を・・・・・・・・・・。
か、考えないでいよう、うんうん。ってぇ!殺す!?僕達殺される!?
・・・ん?)
カズマが最悪のシミュレーションをしている内に部屋のすみに置いてある物に気づいた。
カズマ(・・・だ、だだ、ダイナマイトぉ!?嘘ぉ!?コレ使うの!?・・・と、とにかく脱出しなきゃ。えっとぉ、銃は銃は・・・。
だぁ~っ!無いっ!・・・あーっ息し辛い!とりあえず舌で・・・。)
果たしてチャオに舌なるものがあるのだろうか、ガムテープを見事に外した。
カズマ「はぁっはぁっ、もう最悪のシミュレーションはやめよう・・・。ヤイバ達大丈夫かなぁ?
・・・ダイナマイト、どかそう・・・もっと見えない場所はっと・・・。」
果たしてチャオに歯なるものがあるのだろうか、ダイナマイトをくわえてどかした所に・・・。
カズマ「あれ?帽子と銃だ!こんなトコに隠したんだ!アイツめぇ~・・・。」
そして、銃を使ってさっさと縄をほどき、これまた銃でドアを打っ壊した。
カズマ「さてと、探しに行こうかな。・・・それにしても、凄い寂れたトコだなあ。」
十分後・・・
カズマ(ん!ドア!何だろこの部屋・・・入ってみるか。)
そして、そのドアをゆっくり開けた所には・・・。
カズマ「え・・・ヤイバ!?ヒカル!?ハルミ!?」
そこには口をガムテープで塞がれ、縛られている三人がいた。そして当然のように誘拐犯の姿も。
「!き、君!」
カズマ「あ!見つけた!」
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