エピソード NO,1

カズマ「あ、逃げた!!」

ヒカル「・・・追っかけるの?」

カズマ「うん。だって危ないだろ?」

ヒカル「はあ。分かったよ。」




エピソード NO1 「好奇心が呼ぶ危険警告」









2人はその2匹のチャオを追いかけた。好奇心に従って。もはや恐怖心など無いだろう。
暗い裏道、ただチャオを追いかける事だけに集中する。
そして・・・事件が起こる時は刻一刻とせまっている・・・。




カズマ「あ、地下駐車場の中に逃げた!」

ヒカル「・・・ちょっと待って。・・・これ、すっごく怪しくない?」

カズマ「何で?」

ヒカル「見れば分かるでしょうが!地下駐車場にしてはどこにも一般車は無いし、大型トラックしか無いし、オマケに普通より広すぎるじゃない!」

カズマ「へぇ~。これって普通の地下駐車場じゃないんだ。」

ヒカル「・・・あんたねぇ。」

そういいながらも、すでにその不可思議な地下駐車場の中をすでにさまよっていた。

カズマ「・・・にしてもさっきのチャオ、どこに行ったんだろ。全然見つからないよ?」

ヒカル「私に聞かないでよ。大体あんたの好奇心のせいでこんな所にいるんだからね?」

バキィっ!!!×2
・・・・・・・・・・・ドサっ×2
その音は、好奇心のみでさまよっていた2人を気絶させた音だった。
その張本人は、後ろにいる2人の黒服である。

「・・・こいつら、どうします?」

「ちょうどいい。こいつらをあの実験に使おう。」

「え、マジですか?まだ人間には試してない実験ですよ?」

「だからこそこの2人を使うのだ。ここを知られては困る。」

「ほほう。成功しても失敗しても、こっちの得ですか。」

「・・・私は失敗を望むがな。」

「そうですか。」









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このページについて
掲載号
週刊チャオ第206号
ページ番号
3 / 40
この作品について
タイトル
銃声が奏でる狂想曲
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第206号
最終掲載
週刊チャオ第230号
連載期間
約5ヵ月18日