プロローグ

これは、ずっと昔のできごとです。

ある所に、チャオの国がありました。

その国のチャオたちが平和に暮らせるように、
守護していたのは、9匹のジュエルチャオでした。

ジュエルチャオは、チャオ達から尊敬され、
子供のチャオからは、
「自分も、ジュエルチャオさまみたいに強くなるんだ!!」
と、言われるほどでした。

しかし、ある日とんでもないことが起こりました。

チャオ達を憎む5人の魔人達が、
ジュエルチャオを石像に変え、
それぞれの名前の宝石に
ジュエルチャオの魂を封じ込めてしまいました。

~そして千年後~

あるジュエルチャオの石像には、たくさんの石が
供えられていました。

ある日の夜

供えられたルビーと、石像が光り出しました。
封印が解け、1匹のジュエルチャオ、ルビーに戻ったのです。

ルビー「ふう、やっと解けたか」

しかし、千年の間に国は、荒れ果ててしまいました。

9匹のジュエルチャオがいれば、
草木も生え、泉は水を出し、国は蘇るといわれています。
ですが、今はルビー1匹。
しかも石像と宝石は、バラバラに散らばっています。

ルビーがふっと諦めかけた時、
足元に、宝石のサファイアがありました。
とても温かい光でした。

ルビーは希望を取り戻し、
仲間を助け出す旅に出ました・・・・・。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第122号
ページ番号
1 / 36
この作品について
タイトル
ジュエル・ファンタジー
作者
もぐもぐら(木琴)
初回掲載
週刊チャオ第112号
最終掲載
週刊チャオ第123号
連載期間
約2ヵ月19日