第三章『雷の鳥の伝説』後編

ライ島に住むラールから聞いた雷の鳥の伝説。
そこに、チククの衝撃の一言・・・!!


ラール「し・・・知ってるって!?」

チクク「うん。本で読んだ。こう続く。
    雷の鳥に導かれし者。
    鳥の試練をくぐり抜けし者・・・」

ルビー「鳥の試練・・・」

アメジスト「どういうことなのかしら」

オニキス「トパーズと、何か関係があるのか?」

全員「・・・・・」

ピカ!!
突然、外で何かが光りました。

ルビー「何だ!?」

外に出てみると・・・。

アメジスト「見て!あそこに光が・・・」

ルビー「追ってみるぞ!!」

光を追いかけていくと、荒地が広がっていました。
けれども、ルビー達は難無く抜けていきます。

アメジスト「もしかして、今のが
      鳥の試練?」

オニキス「だとしても、たわいがなさすぎるぞ」

と、その時。

ラール「あ、あれ見て!!!」

ラールが指を指す先には、
光る大きな鳥が飛んでいました。

オニキス「あれは・・・雷の鳥!?」

アメジスト「あれが、私達を導いてくれるの!?」

と言っている所に、鳥が突進してきました!!
全員避けようとしましたが、チククだけが間に合いませんでした。
チククの体が、大きく飛ばされます。

ルビー「チククーーーー!!」

オニキス「あいつ、導きの鳥じゃないのか、ラール!?」

ラール「分からない!!」

アメジスト「ウィンドカッター!」

けれども、はじき返されました。

ルビー「なら、フラッシュ!」

オニキス「だめだ!!効いていない!!!」
 
チクク(そいつ・・・ニセモノ・・・)

チククが念話で話しかけてきます。

チクク(ニセモノ・・・鳥の試練)

ルビー「何だって!?」

ブッ
チククが、力を振り絞って、吹き矢を飛ばします。
矢は、鳥の目に当たりました。

鳥「グアアァァァ」

ニセモノは消え、光が現れました。

ルビー「チクク、ありがとう」

チククは、気を失っています。

ラール「光を追おう!!」

光を追っていくと・・・。
チャオの石像がありました。
そこに、トパーズをかざすと・・・。

トパーズ「こ、ここは・・・?」

ルビー「それは・・・」

トパーズ「そういうことか、ラール、今までありがとう」

ラール「いえ・・・」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第123号
ページ番号
8 / 36
この作品について
タイトル
ジュエル・ファンタジー
作者
もぐもぐら(木琴)
初回掲載
週刊チャオ第112号
最終掲載
週刊チャオ第123号
連載期間
約2ヵ月19日