パウ編
−6時−
また6時スタートか。この時間帯では、まだ睡眠中のようだ。
・・・ありゃ、案外家の中はしっかりしているよう。一般的な家である。一人暮らしには快適な広さで、汚いと言った所は無い。結構な片付き具合である。さすが「女の子」。
でも女の子が持つような可愛らしいグッズとかは無い。そこら辺は「男の子」。
どうやら半々らしい。
男の子らしく部屋の雰囲気を一気に変えず、女の子らしく汚くしない。
・・・幼い頃はとてもいい子だったと考えてもいいであろう。
−6時20分−
20分経って起床。まぁ間に合う事は余裕である。
朝は得に目立った行動をせず、平和な一日を過ごす。が、たまーに・・・。
【パウ】「あぁ、あの起動プログラムは良くないんだよなぁ。もうちょっと出力の良い物に仕上げないと。
でも今そんな余裕無いんだっけ。それじゃあいっその事倉庫にあるパーツを利用して―――」
こんな独り言が目立つ。
−7時40分−
なかなかちょうど良い時間である。やっぱり女の子だよ。何で男の子として生きているかが微妙である。
で、即刻研究室に直行するパウ。そこら辺男の子かな。女の子でやる人なんてそうそういないかな、うん。
−12時過ぎ−
ここら辺で1日分の作業が終了。よくもまぁぶっ続けでやって来たものだ。こもりにこもった研究室からようやく出て来て・・・。
【パウ】「あ。」
【カズマ】「え?」
カズマが持っているのは超小型設置爆弾。それが手にくっ付いている。
【パウ】「あ、出かけてきたら?」
【カズマ】「じゃ、折角だし一緒に行く?」
ぐいっ(手を引っ張る
【パウ】「やめとく!却下!」
げしっ、ばたんっ!(カズマを蹴り飛ばし、研究室に非難
【カズマ(瀕死)】「・・・」
【パウ】「セーフ・・・。」
しばしこんな事があってもおかしくない一日である。男の子の行動力と女の子の計画力が物にした安全生活原則である。
−7時−
ネタがあったらもうちょっと中身を入れるさ。我慢してくれ。
家に帰り着いたその日、何かの設計図みたいな物を書き、そのまま眠りに着いた。
その紙には、火力を控えめにした兵器などだった。やっぱりそこは女の子だったのでしたw
−観察結果−
パウは男の子と女の子をうまく使うスペシャリスト。でもやはり女の子だった。