第48話「化学衆の一人と酒乱と毒ガスと」
あらすじ 3階がガスまみれに。
アロウ「ど、どうします!?中には二人が・・・。」
アルバート「まて!今突っ込んだら僕たちも危険だ!」
アルバートはアロウを抱え、下まで逃げる。
そして2階についたとき、煙はなくなっていた。
アルバート「もう、大丈夫のようだな・・・。」
ということで、二人は上へもう一度上った。
上の光景は、彼らの想像を絶するものだった。
アロウ「あ・・・・あ・・・・。」
アルバート「なんなのだ、これは・・・。」
ミール「あっははっはははははっははははははははは!ソリャオッカシイワ!」
ゲート「ソウダロウ!なあんせ!あのちからづよいあいつらがだぜ!ヘンダヘンダ!」
なんと、こんな状況下で二人は不自然なほど大笑いしていたのだ。
アルバート「ど、どういうことなのだ・・・。」
アロウ「さ、さあ・・・。」
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デュブリス「まったく、まさかランク10の中で、15番目に強いあなたがやられるとはねえ・・・。」
場面はかわって塔の4階。ここにはデュブリスとブラスター、そしてたった今逃げたリートがいた。
ブラスター「うむ、奴らは2階で終わると思っていた・・・。」
リート「も、申し訳ありません!」
デュブリス「どうします?コイツの後始末。」
ブラスター「そんなやくたたず、ここは・・・。」
???「いえ、その方は私に引き取らせてください。」
突然の声。3人の目の前には一人、妙なゴーグルをおでこにつけ、黒いマントに身を包んだ灰色チャオがいた。
ブラスター「あなたは・・・。グレイ様か・・・。」
グレイとよばれたチャオは頭を縦に振る。
グレイ「いかにも・・・。」
デュブリス「それで、ここ担当でもないあなたがなぜここに?」
グレイ「いえいえ、ちょっとした様子見ですよ・・・。さて、リート君。ぜひ、私のところへきてほしいのだが、いかがだろうか・・・。」
リート「い、命が持つならよいです。」
グレイ「その点なら心配ありません。では、行きましょう。」
すると、二人はワープしてどこかへ消えた。
デュブリス「へえ、まさかあのサイエンティストがリートをねえ・・・。」
ブラスター「シックス・ナイツ(六騎士)にして、GS化学衆の一人・・・・だな。」
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ミール「あhっははははっはははははははっははあは・・・・!」
ミールはいまだ笑っている。
アロウ「あのう・・・、ミールさん?」
アロウはミールに声をかける。
ミール「ん?何の用や!」
すると、ミールはアロウを殴り飛ばした。
アロウ「あああああああああ・・・・・。」
アロウは見事に流星のようなきりもみ回転しながら飛んでいった。
そして、床を滑っていった。
アルバート「!?お、おい、ゲート・・・彼女・・・。」
アルバートは唖然としながらゲートに話しかける。
ゲート「うお!なんか、いい気分だああ!」
今度はゲートがアルバートを殴り飛ばした。
アルバート「うおああああ・・・・・っと!」
アルバートもきれいな放物線を描き、華麗にきりもみ回転をして飛んでったが、何とか着地した。
アルバート「ど、どういうことだ・・・。」
ゲート「はははははは!ようし、ファイトだあ!」
ミール「はーい!」
すると、ゲートとミールが暴れ始め、戦い始めた。
どちらも拳ですごい戦いになっている。
アロウ「え・・・、何で仲間同士・・・。」
アルバート「あいつら・・・、正気じゃないのか・・・。」
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場所はもう一度4階。二人はモニターでこの乱闘の様子を見ていた。
ブラスター「二人、あれを食らった。」
デュブリス「ああ、残りはダメだったが、十分。あの精神錯乱ガスはGS化学衆特製のやつ。吸い込んだものは凶暴化し、互いに暴れあう・・・。」
ということで凶暴化し、笑いの化身・・・じゃなくて暴走チャオと化した二人。
はたして、アルバートとアロウは彼らを沈め、元に戻せるのか・・・。
続く!つづくったら続く!
ミール「そーれ、どっかで見たことあるんじゃあ!!ボケェ!」
・・・・・・・・何とか戻ってほしいものです。
本当に続く。