第11話「第一の砦」

あらすじ
~兵士に傷を負わされたチャンスだったが、その兵士に突如ミサイルがあたった。~

ミサイルが放たれたところをたどると、そこにはマンホールに隠れた1匹のチャオがいた。
???「た、倒しちゃった。」
チャンス「お、お前は・・・」
???「いや、僕アヤしい人ではありません!!」
そういわれても、背中にミサイルランチャーを背負い、銃を構え、剣を腰に挿してたら、
1000人が1000人「アヤしい」と言うだろう。
チャンス「それで、お前は何者だ?」
???「あ、チャペンといいます。この国の住人です。」
チャンス「じゅ、住民なのか?おい。」
チャペン「はい、住民です。」
チャンス「(こんなのがこの国に住めるとは・・・)・・・・ん?」
ここでチャンスはあることに疑問をもった。
チャンス「そういや、なんでお前は正気なんだ?他のみんなは操られているのに。」
言われてみるとその通りである。
チャペン「ああ、それは、僕が地下にいたからです。」
チャンス「地下?」
チャペン「はい、趣味で地下に自宅が立っているんです。」
チャンス「変わった趣味だな・・・。まあ、たしかにそれならくらわないだろうな。」
チャンスは納得していた。
たしかに、ドールフラッシュが地上で放たれたのなら地下はあんぜんであろう。
チャペン「じゃあ、君の治療もかねてちょっと僕の家へ招待します。ついてきてください。」
そういうとチャペンはマンホールの中に入った。
チャンス(そこから入るのか。)
そう思いつつも、チャンスはマンホールへ入った。

―7:42 ヒーロー国 第一の砦―
第一の砦。
ヒーロー国の町の一つで、ヒーロー国三大都市の一つである。
ちなみに三大都市はここのほかに、
チャンスたちも行ったことがある城のある城下町「ホーリースクエア」
商業でにぎわう町、「サミットマネータウン」
がある。
そんな町に前回多数の兵士から逃げたシンクたちがいた。

シュン「何とか逃げ切れましたね。」
ソニハル「にしても、なんて数の基地なんだ。」
マグナム「おそらく、この国の最前線基地なのだろう。」
マグナムの答えは当たっていた。
そう、この第一の砦には巨大な軍用地があり、まさにこの国の『第一の砦』なのである。
チャラピカ「ほんっとにこの国は戦争ばっかりなのね。」
シンク「すみません。」
シュン「いやいや、君が謝らなくても・・・」
そのときである。
???「ん?何だこいつらは?」
みんな「!!」
???「おっと!!そこの女、天下のヒーロー国王女、シンク様じゃないか。」
チャラピカ「あんたは?」
???「おんれ(自称)か?おんれはバジルク。チャドール様の専属の部下だ。」
シュン「敵ですか!」
バジルク「ああ?おめえら、プリンセスの護衛隊気取りか?ほう、ガキが粋がりよって。コドモはさっさと寝てろ。」
ソニハル「なんだとー!!」
チャラピカ「ヒドーい!!」
マグナム「ほう、子供相手に抜けぬけと吠えるとはな。キサマこそ、眠っていろ。」
バジルク「ふーん。面白いじゃねーの。なら、とっとと死んでもらうよナイト君?」
マグナム「いいだろう。サシ(1対1)で勝負だ。」

つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第120号
ページ番号
13 / 20
この作品について
タイトル
光と闇の行方・・・
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第91号
最終掲載
週刊チャオ第122号
連載期間
約7ヵ月6日