いちぺーじ

 最近、有言不実行の続く冬木野が送る、数年越し(?)のキーワード週チャオ小説!
 目標? やっぱキーワード完全燃焼でしょ。何故か?“作者がそうしたかったからさ・・・・・。”“理由なんて聞かないでくれ……だって、理由なんて要らないだろ。”

【カズマ】「作者お得意の始動早々キーワードじゃないか」
【ヤイバ】「またの名を代弁キーワードという……」
【カズマ】「知らんよ」
【ヤイバ】「ちょww」



《ライトカオス記念 「ゲーマーなチャオ2匹が、暇なのでネタ要素のある攻略サイトを作りはじめました」》




 昔々(?)、あるところに、真面目で真っ当な生活を捨てた(?)チャオ、カズマとヤイバがいました。
 彼等はまだ学生臭い子供(?)なのに、ゲームばかりしているのです。
 ちなみに無職ではないらしい。


「“えー、私はですねー、ええ。そう、まさにその仕事をどこかに落としちゃった人でしてー。え?無職?ニート?いえいえいえ違います違います。落としただけですよ。落ちちゃったんですよ。あー、どこにいってしまったんですかねー、前々世あたりで落とした気がするんですがねえー。”」

 ……なーんて言い訳もいらないそうです。どっかの事務所にお勤めだそうです。
 その生活が続いたせいなのか、それとも彼等の生き様に涙したどこぞの神(誰よ?)が与えた力なのか、それとも天性の才能なのか、はたまた元々そうだったのか。

 彼等は超ド級にゲームがうまかったのです。

 アクションゲームは常に驚愕のクリアタイムを叩き出し、シューティングゲームはノーミスノーボムの究極ハイスコア、格闘ゲームにいたっては凡人なぞ10秒でカタをつけられてしまいます。

 ↓ボコボコにされた人の一般例

“「…くそっ。ここまでみてぇだ」
 「お、おい…まてよ…何言って…」
 「あばよ…○○○…」
 「□□□~~~~~!」”

「“ふんっ!その程度の攻撃じゃ、俺はたおせねぇぜ”! ほれほれ、もっと打ち込んd、ってアッー!」
「HAHAHA、俺の必殺“ネオアームストロング”にかかれば最強と名高い貴様でさえm、アッー!」


 ↓大会一般例

「さぁ、今大会の“史上最高の頂上決戦を制すのは誰だ!”」
「あいつだろ」
「あぁ、あいつだ」

 

 そこ、ただのキーワードコピペとかいわない。
 とまぁこんな感じに「このままでは終わらんぞー」の如く、多くのゲーマーの心身共々ボコボコにしていった2匹。
 いつしか、彼等は「ゲーム界のカリスマ」「我等には見えない頂点」「ハッ、と思ったらあいつらでした」「ま た お ま え ら か」とかなんとか呼ばれるようになったとさ。


おしまい



 ……このままでは終わらんぞオオオ!!

 と言うわけで、張り合う相手がいないうえに、2匹同士で遊ぶのが飽きてしまったのですよこの強者共はよォ!?
 そういうわけなので、こやつら最近こんな事を始めていたのですよ奥さん。


【カズマ】「ズバリ、究極にして至高の攻略サイト作りー」
【ヤイバ】「うぇーい、ぱちぱちぱち」

 めっさやる気ないねん。


 普通、攻略サイトっていうのは1つのゲームを専門に扱うものなのです。みんな知ってるかな?
 ところがこいつら、そんなのお構い無しだから沢山のゲームの攻略情報を書いているのSA! だからアクセス数もバリバリなのSA!

【カズマ】「HAHAHA、こりゃ入場料も取れる勢いだZE」
【ヤイバ】「取るなよ?」
【カズマ】「はーい」

 こいつら調子乗ってやがる。うぜぇ。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第321号兼ライトカオス記念号
ページ番号
1 / 3
この作品について
タイトル
非常に収支のつかないキーワード小説 ~久々の完全燃焼~
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第321号兼ライトカオス記念号