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「はぁはぁ・・・」
ここだ・・・。警備がチャリン達の方に集まっている間に早く時空石をもっていかないと!!
オレは透明マントをとり、時空石の入っているケースへと手を伸ばした!!
が・・・
ビービー・・・プシュー・・・
サイレンが鳴り響いたとほぼ同時に、おれの頭の上の方でガスのもれるような音がした!!
そのとたん!おれにヒドイ睡魔が襲ってきた。
「ちゃ・・・リン、わ・・・るい・・・無理・・・だった・・・。」
おれはソノ言葉を最後に意識を手放すこととなった・・・。
パチッ!!
な、体がうごかない・・・。どういうことだ・・・。
オレは目がさめたとき机と椅子しかない小さな部屋にいた。
おれはそっとあたりを見渡してみた。
そこにはオレの座っている椅子と他にもう1ついすがあった。あとは机だ!
そしておれは今身動きがとれない状態にある。
手足を後ろで縛り付けられて座らされているからだ。
まったく体がうごかない・・・。
その時。
ガチャ。
左右の扉が開き警備チャオが2人入ってきた。
警備1「まったく!!ダークと手を組んで宝石をぬすみだすなどど!!裏切りそのものの行為ではないか!!」
警備2「ヒーロー失格だな!!」
警備1「まあ、これから始まる裁判でじっくりさばかれることだな!!」
スピード「さ、裁判?!」
ガチャリ。
オレは目の前に剣を付きつけられる。
警備2「口答えは許さんぞ!!そう、これからここでヒーロー領のキングがきて裁判をとりおこなう!
悪ければ死刑決定だな!」
し、死刑・・・。でもまあしかたないことなのか・・・
ヒーロー領にダークを入れた上に宝石までぬすんだんじゃあな・・・。
警備1、2「これより、裁判をとりおこなう!!キング様入場!」
・
・
「一体これはどういうことなんだ?!説明してもらうからな!!」
扉の向こうでキング(らしい)声が聞こえる。
バンッ!!
そしてそのとたん、とびらが開いた!!
そこにいたのは・・・
「どーゆーことだ!!
スピード!!」
スピード「ちゃ、チャックス?!」
続く☆