第三十二話
バトラー「喰らえええええ!!!ファイナルスターバースト!!!!!!」
バトラーの全身は巨大な角が生えたユニコーンの頭に包まれた!!
ユニコーンの頭はバトラーのエネルギーのように青く、横からたくさんの流れ星が飛び出ていた。
ガーゴイル「ま・・まずい・・・」
バトラー「これが俺の最後だあああああ!!!!」
ドガガガガガガガガガアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!
バトラーはガーゴイルに衝突し、大爆発を起こした!!
エクサ「うあああ!」
シグマ「ぐお・・・」
全員が爆風で吹っ飛ばされた。
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第三十二話:敗北
ザルメス「ぐ・・・どうなった?バトラーは?ガーゴイルは?」
シグマ「バトラーのエネルギーが・・・消えた・・・・だが・・・」
シグマが喋り終わる前に、爆風が消えた。バトラーが突進した所には、巨大なダイヤモンドの盾があった。
クリスター「危なかったですな・・・今のをまともに受けたらいくらガーゴイル殿でもひとたまりも無かったのでは?」
ガーゴイル「そうかもしれませんね・・・・」
ダイヤモンドの盾を出したのはクリスターだった。
エクサ「そんな・・・兄貴も・・・親父も・・・犬死にかよ・・・」
シグマ「くっ・・・・」
クリスター「しかし・・・流石は戦慄の五本角・・・この金剛石の盾を粉々に砕くとは・・・」
クリスターがそう言うと、今まで盾の形をしていた金剛石は粉々に砕け落ちた!
クリスター「このまま戦っても簡単に皆殺しに出来てしまう・・・どうする、ガーゴイル殿。」
ガーゴイル「確かに今私が本気を出してしまえば軽く皆殺しに出来る・・・フフフ、ここは余裕を持っていきましょう。」
シグマ「どういう事だ?」
クリスター「お前達に一年の猶予を与えてやろう。その間にせいぜい無駄な足掻きをするがいい。」
エクサ「猶予なんているか!!俺が今戦って・・・・・」
ジャンゴはエクサの後頭部を殴り気絶させた。
フェザー「父さん!何するんだ!?」
ジャンゴ「ガーゴイル、クリスター。猶予をもらうとしよう。」
スプラ「そうね・・・」
ザルメス「ぐっ・・・だが・・・」
シグマ「今の俺たちで立ち向かっても殺されるだけだ・・・」
クリスター「そうした方がいい。我らの邪魔をしないならそのまま逃げてもいいがな。」
ザルメス「絶対に逃げん!!待っていろ!ガーゴイル!クリスター!」
ガーゴイル「では、一年後にお迎えにあがります・・・」
ジャンゴ「皆、帰るとしよう。」
シグマ「(ケインさん、バトラー、敵は俺たちが取る!!)」
シグマ達はその大きな怒りと悲しみを心に閉じ込め、最初に入ってきた扉から出て行ったのだった・・・
第一部 完
第三十三話に続く