第二十七話

今週新しく登場するチャオはいません。それでは本編スタートです。

第二十七話:出撃!!


―戦艦が収容してある部屋―

現在時刻 12:00

シグマ達は既に戦艦に乗っていた。戦艦の中はかなり広い。シグマ達は操縦室にいた。操縦室は前にたくさんのコンピュータなどがある。

ジャンゴ「では、出発する。Ωウイング、発進!」

ジャンゴが手に持っていたトランシーバーに向かってそう言うと戦艦の正面の壁が開いた。するとそこには滑走路があった。因みにΩウイングとは戦艦の名前である。

シグマ「(いよいよか・・・)」

しばらくするとΩウイングがゆっくりと加速し始めた。
そして、加速しだして15秒程度でΩウイングは途轍もないスピードになり、空の彼方に飛んでいった。

フェザー「おうぇ・・・」
エクサ「あー!!これに吐け!」

エクサはフェザーにエチケット袋を差し出した。

フェザー「おえええええ・・・ぜぇぜぇ・・・・」
ジャンゴ「フェザー乗り物酔いにも困ったものだな・・・」
エクサ「(フェザーってちょっと前にも吐いてなかったっけ?)」

エクサはフェザーの背中をさすっていた。

シグマ「・・・そういえばコバルトさんはどうしたんだ?」
ジャンゴ「コバルトは体調が優れないとの事で後から戦闘機で来るとのことだ。」


―GCAの隊長室―

コバルトはGCAの隊長室の床に倒れていた。息もかなり荒い。

コバルト「はぁ・・・はぁ・・ぐ・・・俺の・・完治不能な傷が・・・もうすぐ・・治る・・この・・フォーミュラの中に入っている・・治癒のカオスドライブが・・俺の完治不能なダメージを・・回復した・・」

説明しよう。治癒のカオスドライブとは、致死量のダメージさえも長い時間を要するものの回復できる伝説のカオスドライブである。
コバルトは、自分の武器、フォーミュラにこのカオスドライブを隠し、自らの傷を癒していた。

コバルト「もう・・これも必要ない・・」

コバルトはふら付きながらも立ち上がり、フォーミュラをその拳で破壊した。そして、治癒のカオスドライブを両手で折った。

コバルト「これで俺は・・・真の力を取り戻す・・・うおおおおお!!」

コバルトが治癒のカオスドライブを折った直後にコバルトは眩い光に包まれ、その波動で部屋を滅茶苦茶に破壊した。

GCAの隊員「何があったんだ!?隊長!!」

部屋の近くを通りかかったGCAの隊員が隊長室のドアを破り、中に入ったが、そこにコバルトの姿は無く、粉々に砕けたガラスの窓だけがあった。

GCAの隊員「隊長・・・一体・・・」


―Ωウイング―

ジャンゴ「さて、説明だけしておこうか。ダークベースには今日の深夜に着く予定だ。今のうちに寝ておけ。」
ケイン「また寝るのか・・・」
ジャンゴ「ベッドルームは操縦室を出てすぐ右の部屋だ。因みに、このΩウイングは自動操縦だ。だから私も今回は寝られる。」
エクサ「この小説なんか最近寝てばっかじゃねぇか・・・?」

アール「気のせい気のせい!!」
エクサ「そ、そうか?ならいいんだが・・・」
ザルメス「俺は気のせいじゃないと思う。多分。」
アール「気のせいだって!本編に戻ろうぜ!!」
シグマ「・・じゃ・・じゃあ戻ろうか・・」

ジャンゴ「因みに、スプラの部屋は操縦室を出てすぐ左だ。

スプラ「あ、はい。」

シグマ達は操縦室を出ていった。


次週、ダークベースに到着!!

第二十八話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第296号
ページ番号
40 / 52
この作品について
タイトル
~平和という名の終着点~
作者
アール
初回掲載
週刊チャオ第284号
最終掲載
週刊チャオ第302号
連載期間
約4ヵ月7日