第二十六話 

―戦艦が収容してある部屋―

研究者「あれ?ここはどうやるんだ?」
ハルツ「ああ、そこは複雑だからな。ここをこうして・・・」
研究者「おお!なるほど!」
ジャンゴ「博士。どうだ?」
ハルツ「ああ、もうすぐ全てのチェックが終わる。」
ジャンゴ「そうか。では後は頼む。」


ジャンゴ、ハルツ達は戦艦の最終チェックをしていた。


―ダークベース―

ガーゴイル「くくく・・・・明日が楽しみですねぇ・・・」

ガーゴイルは超能力が使える為、明日シグマ達がダークベースに来る事も分かっていた。

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第二十六話:正義の闇・オミクロン。


次の日・・・・・・・朝6時。シグマとザルメスは既に起きていた。

シグマ「俺達は勝てるのか・・・・あいつ等に・・」
ザルメス「勝てる。きっと。負けるなんて思うな。勝つと思えば勝てる。」
シグマ「・・・・そうだな。」

コンコン!部屋のドアを誰かがノックした。

ザルメス「誰だ?こんな早くに。」

ザルメスはドアを開けた。ドアをノックしたのはハルツだった。

ハルツ「もう起きていたか。お前たちの6人の枠を埋める最後の一人を連れてきたぞ。」
オミクロン「オミクロンです・・・・・・・よろしく・・・」
ザルメス「(く・・暗い・・)」
シグマ「・・・・・」
ハルツ「さて、ワシはジャンゴにでも会いに行くか・・・」

ハルツは部屋から出て行った。

シグマ「オミクロンと言ったな。よろしく。」
オミクロン「・・・・・・・・・・・・・・・・」

オミクロンは頷いた。

ザルメス「おい、オミクロン、お前の実力を見せてくれ。見た目だけじゃお前の実力が全く分からない。

オミクロン「・・・・・・・・・うん。」
シグマ「トレーニング場がある。そこに行こう。」

シグマとザルメス、そしてオミクロンは部屋を出て行った。

―トレーニング場―

シグマ「今回は俺が相手をする。ザルメスは見ていろ。」
ザルメス「ああ。」

トレーニング場はとても広い部屋で、何もない。壁は銀色だった。

シグマ「行くぞ!」

シグマはマイティソードを構え、オミクロンに向かっていった。

オミクロン「・・・・・・・・・・・・・・」

オミクロンは右手を前に差し出した。

シグマ「何故動かない?」
オミクロン「・・・・・・・・・・・!!」

オミクロンは右手から黒いエネルギーを出し、シグマを捕まえた!

シグマ「!?何?ぐっ・・・動けん・・・」

オミクロンはシグマを投げ、壁に叩きつけた!

シグマ「がはっ!」

シグマは凄まじいスピードで壁に討ちつけられた。

オミクロン「・・・・・・・・」

オミクロンの周りに黒いエネルギーが発生し始めた。次の瞬間、オミクロンは両手を前に突き出した!

オミクロン「・・・闇の衝動。」

シグマ「うお・・・避けられない・・・」

ズガアアアアアアン!!
シグマが打ち付けられている壁に向かってオミクロンは闇の衝動を放った!

ザルメス「シグマが・・・たった二発で・・・」
シグマ「ぐ・・・・・・・・・」
オミクロン「・・・回復マシンのところに行こう。」
ザルメス「あ、ああ。(なんて力だ、こいつ。)」

ザルメスはシグマを担いで回復マシンがある部屋に連れて行った。
そしてシグマを回復マシンの中に入れた。そして五分後・・・

シグマ「オミクロン、お前の司る属性は闇か?」
オミクロン「・・・うん。」
ザルメス「あの衝動は凄かった。」

アール「衝動ってB’○の?」
ザルメス「作者は黙ってろ。」
アール「ぇー。」
ザルメス「消すぞ。」
アール「スマン。ちょっと出たかっただけ。」

シグマ「話をズラすなクソ作者。部屋に戻るか。」
ザルメス「おう。」

シグマ達は部屋に戻った。まだみんな寝ていた。

シグマ「今日の戦いに備えて今は休もう。二度寝はしないがな。」
ザルメス「そうだな。」

シグマとザルメスは自分の寝ているベッドに座った。

オミクロン「・・・・・・・・・・」
ザルメス「オミクロンは仕方ないから床に座ってくれ。」
オミクロン「・・・・・・・」

オミクロンは何も言わずケインが寝ているソファーの裏側に座った。

シグマ「(なにもそんなところに座らなくても・・・)」

―ダークベース―

バトラー「俺が奴等の相手をします。」
ガーゴイル「お前にはケインの相手をしてもらおう。」
バトラー「はい。他の奴等はどうするのですか?」
ガーゴイル「私一人で全員やる。」
バトラー「そうですか。では、そろそろ下がらせて頂きます。」

バトラーはガーゴイルのいる部屋から出て行った。部屋はまあまあ広い。


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ジャンゴ「博士・・・・ケインは不幸でしたね・・・」
ハルツ「うむう・・・・そうだな。じきにケインは奴とも戦わなくてはならないんだな・・・」
ジャンゴ「・・・フェザー達には言いますか?」
ハルツ「じきに分かる事だ。言わなくてもいい。」
ジャンゴ「あ・・・はい・・・」

ジャンゴは悲しそうな顔をしていた・・その顔の中に、何故か申し訳なさそうな表情も混じっていた・・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第294号
ページ番号
39 / 52
この作品について
タイトル
~平和という名の終着点~
作者
アール
初回掲載
週刊チャオ第284号
最終掲載
週刊チャオ第302号
連載期間
約4ヵ月7日