第九話  

フェザー「熱ちいぃぃぃ!!」

フェザーにマグマが少し当たった。

シグマ「平気か?」
フェザー「あ、ああ。大丈夫大丈夫。それより見ろ!」

灼熱の池のマグマが無くなると、池の底に基地が現れた!

シグマ「よし、入るぞ。」

シグマ達は基地に入っていった。


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シグマ「暗くてよく見えないな・・・」

基地の中は薄暗く、遠くまで見えない。

フェザー「いつ何があってもおかしくないな。」
シグマ「確かに。」

シグマ達はさっきから細い通路を歩き続けているが、何も起こらない。だが、基地の中には禍々しい気が漂っている。

エクサ「ん?何か広いところに出たな。」
シグマ「そろそろかもな・・」

シグマが喋り終わったと同時に広間が突然明るくなった!

バジーク「待っていたよ。君達が来るのを。」

明るくなった広間は相当広く、広間の中心に一匹のコドモチャオが立っていた。

シグマ「コドモチャオだと?あまり強そうには見えないな。」
バジーク「油断大敵とはこのことだね。弱いのは君達の方だ。」
エクサ「何だとテメェ!ガキの癖してふざけやがって!くらえ!」

ズドドドドドドド!!
エクサはファイアマシンガンを連射した!

バジーク「遅い。」

バジークは弾をテレポートで避けた!

シグマ「フェザー、行くぞ!」
フェザー「ああ!」

シグマとフェザーも攻撃を仕掛ける。だが攻撃が一発も当たらない。

フェザー「・・・少しはまともに戦ったらどうだ?」
バジーク「いいだろう。君達の要望に答えて僕も戦うとしよう。はぁぁぁぁ!!」

バジークはいきなり暗黒の球体に包まれた。球体からは途轍もないエネルギーが溢れている。

エクサ「そんなもんぶち破ってやる!!食らえ!」

エクサはファイアバズーカを発射したが、球体に当たることなく周囲のエネルギーにかき消された。

シグマ「あれは何なんだ?すごいエネルギーだ・・・!!球体にひびが入った!?」

バジーク「ハハハハハハハハ!!!!君達は僕の仮の姿を見ているに過ぎなかったんだ!!」

暗黒の球が砕け、中から出てきたのはダークカオスになったバジークだった!体には闇のオーラをまとっている。

バジーク「雑魚が!消えろ!!」

バジークは黒いエネルギー波を放った!

シグマ「!!速い!」
エクサ「くそっ!避けられない!」

ズドォォォォォン!!
シグマ達は避けきれず、爆発に巻き込まれた。

フェザー「ぐ・・一撃でなんて威力だ・・」
シグマ「大丈夫だ。勝つ方法がある。」
エクサ「何だ?その方法って。教えろ!」
シグマ「あいつの弱点を突く。その弱点は・・」
バジーク「何を話している?塵が!」

またバジークがエネルギーを放った!

シグマ「マイティソード!!」

シグマは雷属性に変えたマイティソードでエネルギー波を切り裂いた!

シグマ「ぐ・・・あいつの弱点、それは右の角だ!奴のエネルギーはそこから出ている!」

シグマはチャオや物のエネルギーがどこから出ているかが分かる。

エクサ「そんな事が分かるのか?シグマ。」
シグマ「ああ。奴のエネルギーの出所は確かに右の角だ。」
フェザー「普通のチャオはエネルギーを全身から均等に出すはず。あいつはおかしいって事か・・」
バジーク「ハハハ!どうした!どんな作戦を立てても俺は倒せんぞ!さあ来い!!」

シグマ・エクサ・フェザー「討つんだ!右の角を!!」

シグマ達はバジークに向かって戦闘態勢をとった。


第十話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第287号
ページ番号
13 / 52
この作品について
タイトル
~平和という名の終着点~
作者
アール
初回掲載
週刊チャオ第284号
最終掲載
週刊チャオ第302号
連載期間
約4ヵ月7日