第八話

カイ「スイッチオン!」

カイがスイッチを押すと、ゆっくりとマッハイーグルが浮かび、ヘリポートまで進んだ。

カイ「それじゃあ出発!かなりのGがかかるから気をつけろ!」

カイがもう一度スイッチを押すとマッハイーグルは急上昇し、ビルとビルの間を縫うようにして飛んでいった。

シグマ達「うわああぁぁぁ!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アール「・・・・・・・・」
エクサ「何部屋の隅にうずくまってんだよ。」
アール「何でも無い。」
エクサ「あそ。」
アール「じゃあスタート。」


マッハイーグルは飛び始めて2~30分経っていた。今は軌道も安定している。上空100m程を今は飛んでいる。下には草原があった。


シグマ「まだ着かないのか?」
カイ「ああ。」
フェザー「マッハイーグルって言うけどさ、ほんとにマッハ出てんのか?」
カイ「いや、出てない。せいぜい230キロぐらいかな。マッハイーグルってのはかっこいいから付けただけ。」
フェザー「・・・・」

フェザーはもう回復している。顔色も元に戻っている。
しばらく飛び続けていると、下の風景が草原から突然砂漠に変わった。
カイ「もうすぐ着くぜ。着陸の準備だ。」

そう言うとカイはマッハイーグルのボタンを押した。すると、マッハイーグルのスピードが落ち、高度もどんどん落ちてきた。

カイ「見えたぞ。灼熱の沼だ。」
エクサ「やっとだな。」

マッハイーグルは灼熱の沼の前に着陸した。
灼熱の沼とは半径20mぐらいのマグマの池だった。
シグマ達はマッハイーグルから降りた。

シグマ「カイ、ここまでありがとう。感謝する。」
カイ「ああ。俺が世話をするのはここまでだ。後はお前らだけで頑張れ。」
エクサ「おう!」

カイはマッハイーグルで帰っていった。

シグマ「暑いな・・ここの何処に基地があるんだ?」
エクサ「よし!このマグマをぶっ飛ばす!ファイアマシンガン変形!ファイアバズーカ!」

エクサはファイアマシンガンをバズーカに変形させた。

フェザー「何でもぶっ飛ばせばいいってもんじゃないだろ・・」
エクサ「おらああぁぁぁぁ!!」

エクサはファイアバズーカをぶっ放した。マグマの池は一滴残らず吹っ飛んだ。

フェザー「熱ちいぃぃぃ!!」

フェザーにマグマが少し当たった。

シグマ「平気か?」
フェザー「あ、ああ。大丈夫大丈夫。それより見ろ!」

灼熱の池のマグマが無くなると、池の底に基地が現れた!

シグマ「よし、入るぞ。」
シグマ達は基地に入っていった。

第九話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第287号
ページ番号
12 / 52
この作品について
タイトル
~平和という名の終着点~
作者
アール
初回掲載
週刊チャオ第284号
最終掲載
週刊チャオ第302号
連載期間
約4ヵ月7日