第七話
DSSのチャオ「何だお前ら?いきなり空から降ってきて。この街になんか用か?」
シグマ「ああ・・ここから南西120kmに行く方法を知りたいんだが・・何か知っているか?」
DSSのチャオ「え?お前ら灼熱の沼に行きたいのか?変わった奴らだな。」
どうやらメタルチャオ達のアジトは灼熱の沼という所にあるようだ。
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エクサ「どうやって行くんだ?その灼熱の沼とか言う場所には。」
DSSのチャオ「ここからだと乗り物を使うしかねぇな。よし!お前らはダークチャオだ。俺のマッハイーグルを貸してやるぜ。
ここは不良の街だが、人情に厚い街でもあるんだぜ!さあ来い!」
えらい親切だなオイ。ただの通行人なのに。
DSSのチャオが行ってしまったので、シグマ達は急いで付いていった。
どうやらマッハイーグルとは乗り物の事らしい。
バジーク「・・・まさか君たちの方から来てくれるとはね。基地で待つとするか・・・」
バジークは人ごみ(チャオゴミ?)のなかでDSSのチャオとシグマ達のやり取りを見ていた。
そして、バジークはシグマ達が見えなくなると、人ごみの中に消えていった。
DSSのチャオ「・・・着いたぜ。ここが俺の家だ。」
フェザー「居酒屋・・」
DSSのチャオの家は居酒屋だった。店名は「夜露死苦」・・・オイオイ。
シグマ達が店の中に入ると強烈な酒の匂いがした。
シグマ「ぐおおお・・酒臭い・・」
フェザー「おええええええ(酷」
エクサ「おおおぉぉぉい!吐くなぁぁぁ!!!」
フェザーは顔色が完全に緑になっていた。どんだけ臭いんだ。
DSSのチャオ「片付けといて。」
店員「は・・はい・・・」
DSSのチャオ「さ、こっちだ。」
DSSのチャオは店の奥のドアを開け、先に行ってしまった。
シグマとエクサも気絶しかけているフェザーを担いで奥に行った。
シグマ「これがマッハイーグルか・・」
ドアの向こうはガレージになっていた。
マッハイーグルはホバーが付いているジェット機のようだが、ジェット機より小さく、コックピットは大きい。
DSSのチャオ「そう言えばまだ名前を言ってなかったな。俺の名前はカイ。よろしく。ちなみにこの居酒屋の店長だ。」
シグマ「ああ。よろしく。」
エクサ「早速出発しようぜ!!」
DSSのチャオ→カイ「よし、乗れ!」
カイがガレージの壁についていたスイッチを押すとコックピットが開き、ガレージのシャッターも同時に開いた。
シグマ「乗るか・・」
シグマ達はマッハイーグルに乗った。
ガレージの外にはヘリポートがあった。その周囲にはビル郡がある。
カイ「スイッチオン!」
カイがスイッチを押すと、ゆっくりとマッハイーグルが浮かび、ヘリポートまで進んだ。
カイ「それじゃあ出発!かなりのGがかかるから気をつけろ!」
カイがもう一度スイッチを押すとマッハイーグルは急上昇し、ビルとビルの間を縫うようにして飛んでいった。
シグマ達「うわああぁぁぁ!!!」
第八話に続く