第五話
ビシュウウゥゥン!
シグマ「がはっ!」
フェザー「なんだ!?」
突然シグマに向かってレーザーが飛んできた!
?「・・・・ニヤリ(残酷な笑い)
フェザー「もう戦えるのは俺だけか・・」
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シグマ「ぐ・・ぐぐ・・ぐああ・・」
シグマはレーザーを受けた背中を押さえ、苦しんでいる。
?「ガシン、ガシン、ガシン。」
?は武器の参式レーザー銃(ホムペクリック参照)を向けながら歩いてくる。
フェザー「メタルチャオ・・しかも三本角か・・・」
?→3−1号機「・・バシュンバシュン!!」
3−1号機はフェザーに向かってレーザーを撃ってきた!
フェザー「(くっ!三本角でも一体なら何とかなるか・・)」
フェザーはレーザーをかわしながら考えている。
3−1号機「ニヤリ!」
ゴゴゴゴゴゴ・・
フェザー「!?」
いきなり向こうの空から戦闘機が飛んできた!
戦闘機は3−1とフェザーが戦っている所の上空を旋回している。
すると突然戦闘機の底に穴が開き、その穴から三本角のメタルチャオが10体程降ってきた!
フェザー「ウソだろ・・11対1かよ・・」
降ってきた10体のメタルチャオは全て参式レーザー銃をつけている。戦闘機はメタルチャオを降らせるとどこかに飛んでいった。
フェザー「(一撃で11体も倒せるか?・・イヤ、無理だ。必殺技ならできるかもしれない。でも万が一倒せなかったらどうする?
こりゃホントにやばいぜ・・)」
フェザーが考えているうちにメタルチャオ達がいっせいに射撃してきた!
フェザー「く・・ここまでか・・」
バババババババ!
フェザーの後ろからレーザーが飛んできた!
レーザーはメタルチャオ達が撃ったレーザーに当たり、全てのレーザーを相殺した。
?「危なかったな・・」
フェザー「誰だ?」
?「オレはコバルト。NT(ニュートラル)軍の将軍だ。」
コバルトについては今週のチャオ紹介参照です。
フェザー「あなたがヒーローシティとダークシティの戦争を止めたNT軍の将軍なんですか!?」
?→コバルト「そうだ。知っていたか・・」
ビシュンビシュン!ズババババババ!!
メタルチャオ全員が一斉にレーザーを撃ってきた!
コバルト「下がっていろ。20秒で片付ける。」
そう言うとコバルトは物凄いスピードでレーザーをかわし、メタルチャオ達に向かって行った。
コバルト「はああああ!」
メタルチャオ達「ババババババババ!」
メタルチャオ達はレーザーをコバルトに向けて撃つが、全く当たらない。それどころか、コバルトが撃つレーザーに当たりどんどん破壊されていく。
コバルトは見えないくらいのスピードで移動しながらレーザーを連射している。
メタルチャオ全員「バチバチ・・ビビビ・ブシュウウウゥゥ・・」
あっという間にメタルチャオは全滅した。
フェザー「す・・凄過ぎる・・」
コバルト「さて、名前は?」
フェザー「フェ・フェザーです・・」
コバルト「そうか・・フェザーか・・よろしく。」
コバルトはフェザーに手を差し出した。
フェザー「あ・・どうも・・」
フェザーはコバルトと握手をした。
シグマ「ぐ・・ぐぐ・・」
シグマはやっと起き上がった。
コバルト「お前は?」
シグマ「シグマです・・・」
エクサ「うおらぁぁぁ!!」
コバルト「!?」
エクサがすごいスピードで走ってきた。腹には包帯を巻いている。
さっきまで気絶してた奴が何でもう走れるんだ。
エクサ「救世主参上!!さあ、敵はどこだ?」
コバルト「・・・・・」
シグマ「馬鹿。遅ぇよ。」
フェザー「コバルトさんが来なかったら今頃死んでたよ。」
エクサ「・・・・あんただれ?」
コバルト「オレはコバルト。よろしく。」
エクサ「あ・・そうなの・・あの何年か前の戦争で活躍した・・」
コバルト「そうだ。」
シグマ「じゃあ帰ろうか。」
フェザー「ああ・・コバルトさん、来ますか?」
コバルト「いや、やめておく。オレは単独であいつらと戦う。またすぐに会えるだろう。それじゃあ。」
そう言うとコバルトは破壊されたビルを飛び移り、どこかに去っていった。
シグマ「博士の所に帰ろう。」
エクサ「おう。」
シグマ達もハルツの家に帰っていった。
飛行カメラ「ブーン・・ジジジ・・」
シグマ達は気付かなかった。自分達を監視している存在に・・
?1「へぇ・・割とやるね。あのサファイアチャオ。」
?2「当然だ。ヒーローシティとダークシティの戦争を止めたNT軍の将軍だ。」
?1「ふーん、そうなんだ。潰しがいがあるよ。」
?2「フフフ・・流石だ。バジーク。」
?1→バジーク「次は僕が行こう。」
?2「分かった。いいだろう。」
二匹のチャオは部屋のモニターに映るコバルトを見ながら話している。
部屋は幾つかのランプがあるだけで、かなり薄暗い。
バジーク「さて・・行くか・・」
第六話に続く