最終話
翌日・・・
「オイ・・俊。」
俺は俊(熟睡中)に話し掛けた。
俊「あ・・・ん・・??なに?・・まだ7時・・・って7時!?」
理解不能なことを言っている。でも目は覚めた(というか覚ました)らしい。
「事情聴取。警察だよ。」
俊「そう・・じゃあ・・・」
眠たそうな俊はベッドから降りる。
10分後
警察「で・・・・君達で入り込んだのだな?」
俊「はい。」
警察「ふむ・・・。じゃあ、終わりね。」
俺は聞きたかったことを話す。
「あの・・・事件の後を話して下さい。」
警察「ん・・・・まあいいだろ。子供だし、関わっているしな。」
ここから先は少し長くなります。
事件の始まりは、まずお金だった。
どこもかしこもチャオブーム。ただそれを売っている店はある程度もうかってないとダメなのだ。
そう、チャオを入荷するためのお金。
それには莫大なお金がかかり、とうてい10匹などなかなか買える物ではなかった。ただあの店はどうか?
あそこが発生源なのだ。どこからかチャオの卵を取り入れている。だからあそこは安かったのだ。
であの事件の犯人はやはりペットショップ。もともとあまり儲からないのに、高い物がブームとなり、さらに営業が苦しくなったのだ。そして実行。結果はつかまったわけだが、目的は生まれたチャオを売るつもりだったらしい。俺はそれを聞いたときとても腹が立った。でも、今思うとチャオと人間は別なのだ。別の生き物であり、別の星にすむべき存在である。つまり一緒に居てはいけなかったのだ。
そしてその発生源の店の店長だが、もちろん逮捕。そして店を調べた所、謎の転送装置があり、ボタンをおすとチャオの卵が出てきたのだ。そして全国にこの店の支店があることが解かり、やはりそこも転送装置があった。そしてそこから全てのチャオを返し、事件が解決した。
そして1ヵ月後・・・
俺はまたいつもどうりの暮らしだ。少しもあのことを悲しんではいない。ただ、俺の部屋には写真がたくさんある。そう、チャオと写った写真が。これが今、僕のペットだ・・・・。
終わり