●がんばれ！ハシリマン

ある日、ボルという少年が困っていた

ボル「わあああああん学校に遅刻しちゃうよー！」
？？？「助けてやろうか！」
ボル「へ？」
？？？「とぉう！」

謎の男は空中で一回転したが、着地に失敗して頭から落ちた

？？？「ぐふっ！」
ボル「わあああああん学校に遅刻しちゃうよー！」
？？？「おっ、おい無視するな・・・！」
ボル「兄ちゃん誰？」
？？？「この俺様に重症を負わせるとは・・・おぬしなかなかやるな」
ボル「（なにもしてねー！自分からやったくせに！）」
？？？「ははは！俺はハシリマン！ＮＲＲの世界一速い男！」
ボル「パシリマン？」

ボルは決定的な勘違いをしている

ハシリマン「パシリじゃなくてハシリ！今からお前に遅刻しない方法を伝授する！」
ボル「ほんと！？」
ハシリマン「いいか！よーく聞け！」

ボルは遅刻のことなどすっかり忘れていた

ハシリマン「車が来たら！ダッシュで迎え撃て！」
ボル「無理だーーー！！！！！」
ハシリマン「手本だ！ぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお！！！！」
ボル「襲えないとは・・・さすがハシリマン！」

しかし、ただのチャオが車にかなうわけがない
ハシリマンは車にひかれた！

ハシリマン「ぶひゃあおおおおおおおお　ギュルルル（回転音」
ボル「（完全なアホだーーー！！！！）」
ハシリマン「まだ大丈夫だ・・・ぐふ、次！」

ハシリマンは生きていた

ボル「（生命力強ぇー）」
ハシリマン「行くぞ！信号は！」
ボル「ゴクッ・・・・」
ハシリマン「無視」
ボル「どアホー！」

ハシリマンは３台の車にひかれた

ハシリマン「ぷぎぃおおおおぅぅう！！！　ギャルルルル（回転音
ボル「（第一話で４回も車にひかれるとは・・・）」
ハシリマン「よし・・・これで伝授完了だ・・・」
ボル「ああーーーー！！！学校！」

ボルは今頃気づいたらしい

ボル「お前せいで学校１時間も遅刻しちゃたじゃん！」
ハシリマン「・・・・・走れ！」
ボル「無駄だーーーー！！！！」

完