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てくてく…
クレア「3色と7色でしょう?じゃあその中間位じゃん?」
メーデ「ってことは5色?」
クレア達は、まだ虹の色が何色かを考えていました。
プンプン「3色と7色の間なら、4回で全部言えるじゃねーか」
クレアとメーデは、あ…、という顔をしました。
ニコニコ「でもさ、外れてたらどうするの?」
プンプン「けどそれ以外に何か考えられるか?」
ニコニコ「それはそうだけど…」
未だに答えがまとまらないようです。
てくてく…
ナゾナゾ「…そろそろ、答えていただけませんか?」
いつまでも答えがまとまらないので、ナゾナゾはこの問題を出した事を少し後悔しました。
というよりも、同じ事ばかり相談しているのを聞くのは飽きてしまいます。早く回答して欲しかったのです。
メーデ「んー…じゃあ、順番に言ってく?」
ナゾナゾに言われ、4人は回答することに決めました。
クレア「4色?」
ナゾナゾ「違います」
メーデ「5色?」
ナゾナゾ「いいえ」
プンプン「6色!」
ナゾナゾ「正解です」
ニコニコ「えーと、残りは………って、え?…今正解って…」
答えようと思った時、ナゾナゾが『正解』と言った為、ニコニコはガクンと肩が落ちた気がしました。
てくてく…
ナゾナゾ「ふむ…やっと正解が出ましたね。では私はこれで」
マヌケ「ナゾナゾどこいくの~?一緒にいく~」
二人は、西の方角へ歩く向きを変えました。
そのまま進んでいきます。
クレア達は、そのままナゾナゾ達の姿が見えなくなるまで、何も言えずに突っ立っていました。
マヌケ「ねぇ~、アタイに出してくれた問題、答え分かんないー」
クレア達から別れた後、マヌケはナゾナゾに訴えました。
ですが、ナゾナゾは何も反応を返してくれません。
マヌケ「ねー、聞いてる??」
ナゾナゾ「……」
マヌケ「お~い」
ナゾナゾ「……」
何の反応もありません。マヌケはナゾナゾの顔を覗き込んでみました。
見ると、何だか複雑そうな顔をしていました。
てくてく…
マヌケ「ねぇ~どうしたのぉ?」
不意にナゾナゾが後ろを向きました。
マヌケの目の前に、いきなりポヨが来たので、慌てて避けました。
ナゾナゾ「いつまでついて来るんですか?貴方は」
マヌケ「はへ?」