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クレア「うーん…誰だろう……??」
ニコニコ「い、イキナリ問題なんてぇ~」
プンプン「仕方ないだろ、こーなったら答えるしかないよなぁ」
プンプンは溜息をつきました。
メーデ「そーいうアナタは分かるの?」
プンプン「え?さ、さぁー」
自分が答えを知らなかったので、上手く誤魔化す事が出来ませんでした。

4人が頭を捻っている中、アイリスは少しずつ後退していました。
アイリス(こんなところで時間とられても大変だし、皆に任せて逃げちゃおっと)
ナゾナゾに見つからないように、相当ゆっくりと動いていました。
そして、その行動に気づいたのは、ウォーターでした。
ウォーター(もしかして、アイリス一人でここから逃げる気なのか?)
アイリスの意図を見抜いてしまったウォーターは、自分も一緒に行こうと、同じく後退し始めました。

アイリス(あ、あれ?ウォーター君も後ろにさがってる…もしかしてバレちゃった?)
そう思い、しかし一緒でも問題ない、逆に森の中を迷うこともないだろうと、一緒に行くことを拒みませんでした。
そして、2人はナゾナゾが気づく前に、その場から去ることができました。

ニコニコ「分かんないよー」
プンプン「俺も分かんねぇ」
メーデ「っていうかその前に誰か居なくない?」
メーデはアイリスとウォーターが居なくなっていることに、やっと気づきました。
クレア「あ、本当……」
そんあことを話し合っている内に、ナゾナゾが口を開きました。
ナゾナゾ「分かりませんか?では答えを言いましょう」


レム睡眠をしていたのは、『水戸光圀』です。
さて皆さんは分かりましたかな?


ナゾナゾ「解けませんでしたねぇ。それでは次の問題に移りましょう」
その言葉を聞き、4人は驚きました。
メーデ「えぇっ!?まだあるの??」
ニコニコ「あ、そういえばナゾナゾって問題が解けないともっと難しい問題を出すとか…」
プンプン「もっと分かんねぇじゃねーか!」
クレア「っていうか2人もしかして…逃げた?」
クレアも2人の意図を看破し、半ば呆れた表情で言いました。
クレア「まぁ…早く探しに行きたいのは分かるけどさぁ…ボク達はどーするんだよぅ」
そんな泣き言も通じず、ナゾナゾは次の問題を何にするか考えていました。

アイリス「皆ゴメンっ、先にリリカを探させてもらうわ!」
手を合わせ、軽く皆に謝りました。
アイリス「さてと、いこっか」
ウォーター「そうだな」
そして、2人は歩き始めました。
しかし、ウォーターはまだこんなことを思っていました。
ウォーター(あ、これは…今度こそ、二人きり……)
森の中には沢山のチャオがいることを、今ウォーターは忘れていました。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第270号
ページ番号
14 / 33
この作品について
タイトル
ガーデンのヒミツ
作者
神崎揚羽(紅黒梓)
初回掲載
週刊チャオ第266号
最終掲載
週刊チャオ第312号
連載期間
約10ヵ月19日