第五話~敵か、味方か~

あらすじ
一匹のチャオが現れた。そいつは敵なのか味方なのかどうもハッキリしないのでこの話で敵か味方か予想してもらうことにする。
どっちみちあのチャオは死にます。
チャックル「展開教えてんじゃねーよ!!!!」

???「オレもだ」
隣で誰かが言った。
チャックル「え?え?ちょ・・・ちょっと待って!ふ、不意打ちは卑怯だぞ!!」
普通、ここは名を聞くべきじゃなかろうか。
???「・・・・・・お前、名を名乗れ。」
チャックル「お、お前から名乗れ!お前から名乗らないと何かと不自然だろう!」
チャックルはバックから銃を取り出しながら言った。
???「いいだろう!私の名はプロト・・・・じゃなかった、レノアだ!」
チャックル「ふ~ん・・・・・女みたいな名前~」
それは、男にとって禁句ではなかろうか?
レノア「う・・・うるさい!そーゆー名前しか思い付かなかったんだ!」
慌てたように言う。
チャックル「自分で付けたのか?名前って普通、親が決めるもんじゃないのか?」
意地悪そうに言う。
レノア「01め・・・・・・・お前こそ、名を名乗れ!」
やっぱり怒っている。そりゃ怒るだろう。
チャックル「オレか?オレは、悪の組織を倒すために旅に出たチャックル様だ!」
威張ったように言う。
レノア「ほう、そうか。奇遇だな。オレも組織に恨みがあってな。旅をしているんだ。」
チャックル「へぇ~。テントを忘れて旅に出るとはな。」
チャックルは呆れたように言う。
レノア「うぐっ・・・・」
そして、話す事30分。
もう回りは真っ暗である。
チャックル「あーあ・・・・・結局テントも無くて草に寝るのか~」
空を見上げながら言う。
レノア「・・・・・・・・・・」
チャックル「星が綺麗だなぁ~」
レノア「・・・・星?」
レノアは尋ねるように聞く
チャックル「星を知らないのか?」
びっくりしたように言う。
レノア「あ゛・・・・・・いや、オレ、屋内で育ったもんだから・・・外は危ないって・・」
言い訳するように言う。
チャックル「案外、外も中も同じだぜ。だって、爆弾落とされたら終わりだもんな・・・・」
淋しいように言う。
レノア「・・・・・」
そして朝・・・・
チャックル「んー!今日はいい天気だ!」
レノア「・・・・・」
チャックル「さ、オレはもう行くぜ。」
と言ってスタスタ歩き始めた。
レノア「ま、待ってくれ!」
慌ててチャックルに付いてきた。
チャックル「ん?何?」
お前には飽きたって言いたそうな目をしている。
レノア「お、オレも一緒に連れて行ってくれ!」
チャックル「いいけど、武器はあるのか?死ぬ覚悟はOK?」
すごく付いて来るな!目障りだ!オレだけがヒーローになるんだ!と言いたそうである。
レノア「も、もちろんだ!組織に復讐できるなら死んだってかまわないさ!」
すごく必死である。
チャックル「仕方ねぇなぁ・・・・・付いて来いよ!くれぐれも、足を引っ張るなよ!」
すごくうざったそうな視線でレノアを見ている。
レノア「あ、ありがとよ!」
レノアの目は、まるで子供である。
チャックル「そーいや、お前いくつだ?」
レノア「10歳。」
チャックル「同い年か。」
レノア「いや、オレの方が年上だ!」
怒ったように言う。
チャックル「何で分かる?」
不思議そうに言う。
レノア「いや・・・・何となく・・・直感だよ・・・第六感ってやつさ・・」
チャックル「ふーん・・・・」
こうして、二人は仲間になったのであった。
レノア(甘いな・・・・・・01・・・・・・)
???「よし、第一作戦成功だ・・・・後は上手くやってくれよ、02よ・・・・」
その様子を虫カメラで見ていたボスらしき人物は言った。
部下「あの~ボス~・・・」
???「何だ?」
部下「休暇にサインを・・・・・」
???「よし、分かった。休暇はどこに行くのだ?」
部下「ハワイです・・・・」
???「ハワイか・・・いいだろうな・・・それでは、休暇を楽しんで来い。」
部下「ハ、ハイ!」
 第五話終わり

このページについて
掲載号
週刊チャオ第149号
ページ番号
5 / 5
この作品について
タイトル
復讐の輪舞
作者
チャックル
初回掲載
週刊チャオ第149号