第一話~始まり~

新世紀0079年

人間とチャオは共存していた。

しかし、人間の力をこえるチャオ達が現れ、人間達を虐殺。人間は滅んだ。
滅ぼした理由は分かっていないが、それなりの理由があるのだろう。
0079年10月、そのチャオ達は組織を結成、チャオの中でもエリートを集めた組織である。
人造でチャオを造り、虐殺にしようしたりした。

虐殺はチャオにも及び、絶滅を恐れたチャオ達は組織の手の届かない場所に移動するのであった・・・・
そして0089年、止まっていた刻が再び動き出そうとしていた・・・・
???「行ってきまーす!」
母「六時までには帰ってくるのよー」
???「分かってるって何回言ったら分かるんだよ!」
母「反抗期かしら?」
この少年の名はチャックル。
見る限りナックルズチャオらしい。
10年前にここに移動する際、荒野に捨てられていたのだ。
それを今の母が拾ってくれたというわけだ。
この何の変哲も無い少年が、後に世界を変えるとは誰も思わなかっただろう。
チャックル「さぁ~て、今日はどこ行こうかな・・・・・ん?」
チャックルが空を見上げると、黒い球が落ちてきた。
チャックル「何だ・・・・?」
黒い球が地面に着いた瞬間、大きな爆音と共にチャックルは吹飛ばされた。
チャックル「いってー・・・・何なんだよ・・・・」
チャックル「!!」
チャックルが前をみると、無残な廃墟と化した町があった。
そう、アレは爆弾だったのだ。何故チャックルが死ななかったのか、それはその内分かるだろう。
そして武器を搭載したヘリコプターのようなものが町に近づいてきた。
そして三匹の兵士らしきチャオが降りてきた。
兵士A「生き残った者がいたら殺せ。」
兵士達「了解!」
そして兵士達は散らばってほぼ全壊状態の家を探し始めた。
まだチャックルには気付いていないらしい。
チャックル「こちらにはまだ気付いていない・・・・・よーし・・」
チャックルは、すぐ近くにあった半壊状態の家に入っていった。
ここは雑貨屋であった。
チャックル「確かここに銃が・・・・・」
雑貨屋の店主はかなりの武器マニアで、小型の銃ならたくさん持っていた。
チャックル「あった!コレだ!弾も入ってる!」
弾が入ってるなんてかなり非現実的である。
チャックル「これでヤツらを・・・・・・」
チャックルは雑貨屋から出て、隠れながら兵士に近づいた・・・
そして後5mほどの所で撃鉄を起こした・・・・
チャックル「隙あり!」
兵士B「ぐぁっ」
バタッ
一人の兵士に発砲して、隠れてまた撃鉄を起こし、もう一人の兵士に発砲した。
兵士A「うがっ」
バタッ
チャックル「もう一丁!・・・・・弾切れ?!」
弾は二発しか無かったのだ。
兵士C「死ね!」
兵士が撃ったが、チャックルはそれを避けた。
チャックル「・・・・・・見える!」
そして倒れた兵士に近づき、銃を取り兵士Cに思い切り近づいた。
兵士C「う・・・・うわぁぁぁぁ!」
兵士は銃を乱発した。チャックルの左腕に当たった。
チャックル「うぐッ!!まだだ・・・」
そしてチャックルと兵士の距離が0になった時、チャックルは撃った。
バタッ
兵士を全員倒した。少なくともヘリコプターから外に出た兵士は。
チャックルはヘリコプターに近づき、そっと中を覗いてみた。
誰もいなかった。
チャックル「ふぅ。さて、コクピットは・・・・」
実はチャックルはヘリコプターを操縦した事があるのだ。
ただし、一回だけで操縦もかなり下手だったのだが。
チャックル「オレ以外に生き残った人を探さないと・・・・」
チャックルはヘリコプターを飛ばして町中を探し回った。
だが、誰も居なかった。
チャックル「チクショォ・・・・・・」
チャックルは少し涙を流した。
チャックル「隣町にいけば、何とかなるかも・・・・」
チャックルはヘリコプターで隣町に向かったのであった・・・・


第一話終わり

このページについて
掲載号
週刊チャオ第149号
ページ番号
1 / 5
この作品について
タイトル
復讐の輪舞
作者
チャックル
初回掲載
週刊チャオ第149号