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…めんどくせぇなー…。
デッドに初依頼が届いた。
― 前略 デッドさん ―
…僕はアイツが憎い。あの、皆に好かれてる、アイツが…。
そいつの名前は「デルリー」と言う、僕の大切な宝を盗んだ悪党。
…だが、僕の力では、とてもじゃないが、不可能だ。
そこで、君の力を貸して欲しい。
今夜10:00に、闇の教会にて。
キーワード 「It`s the Chao world`s last.」
― Dear チャーミー ―
…フッ、やっと殺人を犯せる。
やるな…。
…しゃーねー。
そう呟いたデッドは影となって消え去った…。
―夜9:50―
…あいつ、何時に来るだろうか…。
―…あのぉ~、君は誰?
…はぁ?忘れたとは言わせねぇ。俺だよ。
…「瞬間殺人鬼 :デッド」とは、俺のことさ…。
…異議ありか?
―…。貴方があの…。
―あ!僕、チャーミーです。精精頑張りm
…うぜぇ、さっさと行くぞ。
―ぇ?何処に!?
…決まったらぁ。抹殺しにだ。行くぞ。
…足手纏いにならんよう、精精頑張りな。
―ちょっ、待てよ…!…ったく、仕様が無いなぁ…。
闇の教会を去り、秘密の部屋に着いた。
そこは 「恨み・憎しみ・怯え」 の感情が込みあがるような、呪われた部屋であった。
そう、そこにある「屈辱の御香」がその雰囲気を作ってたのだ。
…まぁ、座れ。
…お前にこれ渡しておく。
―これは…?
それは、毒付きの剣であった。チャーミーの心は恐怖心で満たされた。
―…これ、毒付きじゃん!?
…怖いのか?
―…いや。これを使ってアイツを殺す!
まぁ、それもいいけど、コレを使いな。
―これは…。「赤色のカオスドライブ」!
それは、まるで「頑張れよ。」といってるかの様だった…。
その剣を持ったチャーミーは、「この手でデルリーを刺してやる」と呟いて、デルリーの住む「チャオガーデン」に着く。
―いよいよ着いた…。
…ここが「チャオガーデン」だな。
―デルリー、今ここで、お前を抹殺してやる…!
…好きにしろ。お前のやり方でそいつを殺せ。
チャーミーは、出せるだけの力を出し切って、その剣を握り締めて、デルリーの側に近寄った。
○チャーミー…?なんだよ、その剣。
―……お前を…。
○……ぐはっ……!
―…殺しに…来た…。
○…チャーミー……?どう・し・・た・・・・んだ・よ…。お・前…。
―……遂に殺した…。というか…、殺してしまった…。
フン、喜びもつかの間らしい。
そこで、警察が現れたが、一瞬のすきに消えて行った。
チャーミーが持っていた剣はデッドに返した。
刺されたデルリーは1分後に死去した。
…フハハ、これで、少しは癒された。
―は!?殺して癒される…!?それは変だ。
―僕は今、恐怖心でいっぱいだよ。
…そうかい。やっぱりお前には向いてなかったか…。
爽快を経たデッドは一眠りした。
そして、チャーミーは新しい仲間となった。
To be next