～プロローグ～

FTURE　長いプロローグ（ぇ

西暦　遠い未来（ぉ
とある国のとある街でのとある一軒家に彼がいた。

？？？　「・・・うぉ！？」

ベットから転げ落ちる鈍い音。頭を打ったのか痛そうにしている。
そんな中、ピンポーンと家のチャイムが鳴る。

？？？　「ユーロ?いるの？」

女性チャオの声が聞こえる。
彼は起き上がると、玄関へ行き戸を開ける。

？？？　「なんだ、お前か…」

？？？　「何だって何？」

彼女の方は頬を膨らまし怒る。

？？？　「あーっ、わかったわかった。入れよ。」

そう言って彼女を家に入れさせた。

ここで彼らの紹介をしておこう。
彼の名は「ユーロ」、ここの家の住人。親は事故でなくなり独りぼっちの生活である。
彼女は「チャロ」この街の住民でユーロとは幼なじみであり友達である。今は一人暮らしをしている。
二人とも街からちょっと離れたところに住んでいて街まで十分程かかる。

ユーロ　「で?何?」

ユーロはコーヒーをもって来ると座席に座る。

チャロ　「決まってるじゃない、訓練だよ、く・ん・れ・ん。」

ユーロ　「あぁ、また？つまらない相手と闘うようなのはいやだね。」

そうなのである。ユーロ達はここ一ヵ月、自立するためにトレーニングにはげんでい
る。
しかし、ユーロには簡単すぎるというか、大してハードなトレーニングではない。

チャロ　「今日は特別。ほら行くよ。」

ユーロ　「特別でも変わらないよ。」

しかし、彼の言葉を無視するようにユーロを引っ張り出す。
仕方なく、しぶしぶトレーニング場についていった。
朝だからか、途中にチャオを見かけなかった。


～トレーニング場～

ユーロ　「なんだ、今日は殺風景だな。」

トレーニング場には、誰もいない。普段なら朝でも、１０匹はいる。

チャロ　「おかしいね～。何かあったのな？」

チャロは足を踏みだす。するとどこからか、低い声がする。

？？？　「ほう、まだ生き残りがいたか?」

チャロはびくっと震えて、後ろに２歩ほど下がった。
ユーロはリュックにしまってあった手袋を取りだし身構える。

？？？　「ほう、召喚師か。今時珍しいな。」

ユーロ　「誰だ！」

薄暗いトレーニング場の中に声が響く。

？？？　「知る必要はない。なぜなら…」

チャロ　「お前達はここで死ぬからでしょ？ありがちなセリフだね。」

ユーロ　「そう言う事いうからキレるんだろ？」

何秒か沈黙が続く。図星のようだ。

？？？　「貴様らぁ！よくもコケにしおってぇ！」

勝手にキレ始める。自分が原因だというのに、ずいぶんと身勝手である。

？？？　「スピリット！」

しかもいきなり技発動（蹴
地面から黒い光が２個出てきた。やがて形を変えると、ダークチャオが現れた。

ユーロ　「オレの召喚と似てるな。あいつも召喚師か？」

チャロ　「感心してる暇はないって。早く殺さないと死ぬよ。」

チャロはハンドガンを構えると、ねらいを定める。

？？？　「後は頼んだぞ、死神達よ。」

そう言うと、低い声の主の気配は去った。

死神　　「オマエラ、コロス。」

死神達はそう言うと、大きな鎌を構える。死神達の２倍の大きさはある。
死神達は滑空してくる。大きな鎌を持っているのに速い。

死神　　「シネ。」

死神は鎌を思いっきりあげ降り下ろす。
そこに、バンという銃声が聞こえる。とたんに、死神の一人は落ちる。

チャロ　「一人目ぇ。」

チャロが得意げに、フーっと銃口を吹く。
もう一匹の死神が鎌を振り落としてくる。

ユーロ　「行くぞ、ウインドレオ！」

ユーロがわけの分からない呪文を唱える。

ユーロ　「降霊召喚・ウインドレオ！」

呪文を唱え終わるとユ−ロの手から光が放たれる。
グルルという獣独特の声が響く。召喚獣だ。
白い獅子が飛びつき食らいつく。何とも見苦しい（ぉ

チャロ　「ナイスフォロー。」

チャロが微笑む。ユーロはチャロこそ、という態度を示している（どんな？


ユーロ　「さぁ、これからどうするの?」

チャロ　「多分もうこの街は死んだも同然だろう。」

確かにまわりを身渡しても誰かいる気配はない。おそらくみな朝早くにやられたのだろう。

ユーロ　「いっちょ旅にでも出てみるか?奴を倒しに。」

チャロ　「お宝とかもたくさんあるかもね。」

いきなりの大胆発言である。まさか誰もこんなことは思いつくまい（何
２人は見つめあい微笑んだ。

翌日

いつものように、ベットから転げ落ち起床する（ぇ
準備を整え終わったチャロがチャイムを鳴らす。
ユーロはリュック片手に戸を開ける。
いま、新たな旅がはじまる。

続く