~ウサギと亀とフォスの巻~ 2
MISSION:君たちはティム君のサポートをしてくれたまえ。
これからはもっと厳しくなるのだからな。
牢屋が揺れエルノ達はティムのもとへ移動された。
軈て牢屋が崩れエルノ達は自由になった。
「ティムさん、大丈夫ですか?これからはもっと厳しくなるようですよ?」
「もうゴールだぜ?平原には何も見えねぇし。」
「フォスさんがこのままやすやすとゴールさせるわけ無いでしょう。」
そう勿論するはずが無い。フォスはリモコンをだしスイッチを5つ押した。
こうらの形が変型するとミサイルランチャーが出てきた。
ヘリコプターのような状態になるとエルノ達の方向を向いた。
「やばいですね、来ますよミサイル…レノンさん、オモチャオをたくさん用意してください。」
「何する気です?オモチャオじゃミサイルなんて防げませんよ?」
「大丈夫です。ティムさんくれぐれもトラップにかからないようダッシュしてください。」
案の定、ミサイルは飛んできた。しかもいくつもいくつも…。
エルノはオモチャオを纏めて投げた。
あわわわわ~という声が聞こえた後ミサイルはオモチャオに当たり爆破した。
「南無阿弥陀仏…。」
「エルノさん、やっぱり無理でしたね…ミサイルはまだ幾つも幾つも飛んできますわ…。」
エルノが驚いた瞬間二人は吹っ飛んだ。黒焦げになり落ちるとそのまま動かなかった。
肝心のティムは童話どうり眠っていた。見事に睡眠ガスを吸ってしまったのである。
「前回のお返しとでも言っておこう…さ、ゴールするか。」
どうやらこれは全てフォスの復讐だったらしい。
彼はゴールしてそのまま逃げようと思っていたそうだが無理だった。
町中じゃ少しうるさいサイレンの音が聞こえた。目の前には警察がたっていて手錠を持っていた。
「フォスと言ったな、お前を器物損害、暴行罪で逮捕する。」
その後、1年(約2時間)ほどフォスは刑務所にいたため、平和な日々が続いた。
エルノ達は病院で治療を受け回復し木のみを頬張っている。
次はどんな悪夢を見ることになるやら…こう御期待。
斧は悪夢の物語の巻へ続く…