その0 前書きとオープニング
読み始める前の注意事項として幾つか
この小説は、無料です。
ソニアド2のストーリーとモロに絡んできます。
一応原作未プレイ者でもわかるような構成ですが、やっぱりきついと思います。
はっきりいって、中盤は2のストーリーを追っかけるだけに見えてだるいです。
だるいけど、きちんと読まないと緊迫感が出なくてつまらないです。
かと思ったら、DXの話も出てきたりでわけがわかりません。
対象年齢六歳以上です。
それでも読みたいなら、どうぞ。
「遠足大作戦」
The Project of The ENSOKU
「何!?」
彼は世界のヒーロー、ソニック・ザ・ヘッジホッグ。
今ではなぜか、軍からの逃亡者。
たった今GUNの最後のロボットを破壊し、逃げようとしたそのときでした。
「まずは一つか・・・
無限のパワーを生み出す奇跡の石・・・」
倒した軍のロボットから現れたのは、カオスエメラルドを手にした、ソニックと瓜二つの黒いハリネズミ。
「あれは! カオスエメラルド!」
驚くソニック。
「なるほど読めたぜ!
オレはお前のかわりに軍から追われてるってワケだ
で、そのエメラルド! どーするつもりだっ!!」
ソニックは、黒いハリネズミに向かって駆け出します。
「何とか言え! このニセモノ野郎!!」
「カオス、コントロール!!」
次の瞬間、黒いハリネズミの手のカオスエメラルドが強い光を放つと、
ソニックの横をすり抜けビルの上へ。
「チッ! なんてスピードだ!!
いや、スピードじゃない。
カオスエメラルドを使ってワープしているのか!?」
ソニックはビルの上を見上げます。
「僕の名はシャドウ
この地上唯一にして究極の存在。
今は先を急ぐ。遊びは終わりだ!」
そういうと黒いハリネズミは再び強い光を放ち、消えていました。
まぶしさに思わず顔をゆがめるソニック。
「クッ!!シャドウ・・・だと?
・・・!!?」
顔を上げてみると、ソニックの周りはGUNに囲まれていました。
おとなしく手を上げるソニック。
「Great!!」