百三十四話 高速回転の弱点
エミチャオ「悪じゃないわ!支配されるのは嫌だといって攻撃をしかけるからよ。」
テイチャオ「ま、町を破壊したのはこの上の階の人チャオ・・」
エミチャオ「あんたは黙ってなさいテイチャオ」
テイチャオ「ゴメンナサイ・・・」
フラッシュ「(キャラチャオズはコンビネーション攻撃を得意とするみたいチャオね・・下手に出れば袋叩きにされるチャオ)」
エミチャオ「なにボヤっとしてるチャオ!こちらから攻撃させてもらうチャオ!!」
エミチャオはフラッシュの頭上へ飛んだ
フラッシュ「えっ―」
フラッシュが気付いたころには、すでにハンマーで潰されていた
もろ頭に食らったので目の前がクラクラとしていた
エミチャオはテイチャオへサインを送りながら連撃を続けてくる
フラッシュはただハンマーで殴られているだけだった
最初の一撃が効いたらしい
エミチャオは横振りでフラッシュを吹っ飛ばした
テイチャオ「え、えっと・・そうだっ」
テイチャオはフラッシュをキャッチし、そのまま高速回転を始めた
フラッシュ「う・・うえっ・・きもち・・わる・・い・・」
回ってから三十秒後ぐらいに、フラッシュは投げられた
フラッシュは頭を揺らしながら起きるが、テイチャオはまだ高速回転をしていた
エミチャオ「テイチャオ!なにしてんのよ!」
テイチャオ「だ・・だって・・きもちわる・・う、うぷ」
エミチャオ「とにかく特攻するチャオ!!」
テイチャオ「わ・・わかったチャオ・・」
テイチャオは回転しながら、フラッシュのところへ突っ込んできた
フラッシュ「げっ・・あの尾の硬さは普通じゃないチャオ・・逃げなくちゃ・・」
とはいうものの、かなり気持ち悪かったので転んでしまった
フラッシュ「うっ・・うわああああああ・・・あ・・あ、あれ?」
気がつくと、テイチャオはまったく別の方向にぶつかっていた
エミチャオ「なにやってんのよぉ!!」
エミチャオはハンマーでテイチャオを殴った
ツッコミ用なのかピコッと音がしただけだった
テイチャオ「僕がつくった自在音声発生ピコハン(ツッコミ用)で殴られたチャオ~!!」
エミチャオ「なに説明してんのよ!」
フラッシュ「(こ、こいつらアホチャオ・・」
エミチャオ「コントロールできないんなら・・」
エミチャオはテイチャオの耳へ口を近づけてヒソヒソと何かを言った
テイチャオ「えーっ!!嫌チャオ!!」
エミチャオはとてもとても怖い顔で言った
エミチャオ「あたしに・・歯向かうつもりかしら?」
テイチャオ「なんでもないチャオ・・」
テイチャオは再び高速回転を始めた
フラッシュ「どう来るチャオ・・」
エミチャオ「いっけぇええ!!『テイチャオホームラン!!』」
エミチャオは戦闘用ハンマーでテイチャオをおもいっきり殴った
そして、フラッシュの方向にすさまじいスピードで飛んできた
フラッシュ「げっ・・」
フラッシュは伏せて避けたが、後ろの壁に穴はできた。突き抜けてはいない
フラッシュ「こんなのくらったら即死するチャオ・・」
テイチャオ「も・・もう・・だ・・め・・」
エミチャオ「せめてもう一回ぐらいふんばりなさいよ!」
フラッシュ「(・・!そうか、高速回転したあとは誰でもきもちわるいチャオ!今は起き上がったばっかりチャオね・・チャンスは次チャオ!!)」
テイチャオはいやいや高速回転を始めた
エミチャオはテイチャオをハンマーで殴り、飛ばしてきた
フラッシュ「・・来たチャオね!!」
フラッシュはすばやく横にかわした
また、壁に穴があいた。フラッシュはすぐさま穴の中へいった
テイチャオ「う~ん・・う~ん・・・・もう・・だめ・・チャオ・・」
なんと、攻撃をしかける前にエミチャオの攻撃で力尽きた・・。
フラッシュ「・・ど、どうしよう・・」
とりあえずフラッシュはテイチャオの首の後ろのほうをもってエミチャオにいかにも倒したかのようにして見せた
エミチャオ「えーっ!?テイチャオがやられたチャオー!!一人じゃたたかえないわっ!!」
エミチャオ は 逃げ出した!!
フラッシュ「・・こいつら、ほんとアホチャオ・・」